エッセイ「「8月の日々のいろいろ 2022」暑い夏は飽きた

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

byPixabay milky-way-5422901

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葉月と呼ばれ、木々の葉が落ちる月だそうだが、それは旧暦のこと。

立春が過ぎ、暦だけは秋になったが、強烈な日差しの気温は耐えがたい。ところが昨日から雨が降り、夕刻からの雨は気温を大きく下げ、久しぶりにエアコンなしで寝れ、明け方の涼しさで心地よく目覚めた。すると、朝にコオロギが鳴いていた。この暑さの中でどこにいたのか、地中から涼しさにひかれて出てきたのか、爽やかな朝、秋の音を聞くことができた。自然というものは正確なもので、セミの鳴き声もこれで変わるのだろう。

byPixabay spring-316539

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そう言えば、盛んに飛び回って集餌をしたツバメを見なくなった。子は巣離れをしたのだろう。親は子を置いて先に南方へ渡るそうで、子は体力をつけるので、もうしばらくは日本にいるようだ。鳥のパワーは、目を見張る。あの小さい体で時として200km/hで飛翔でき、遠く東南アジアまで飛ぶというのは、その方向感覚とともに渡り鳥の未知の世界だ。

byPixabay birds-6857990

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今夏は、平均気温が過去2番目とのこと、近海の海面気温は過去最高となったとニュースで報じられた。暑いはずだ。朝、車の外気温計が28度を表示するのが常態であったが、地球は間違いなく温暖化だと実感する。

この夏、初めて冬の寒さの方がましではないかと考えた。この地域ならば、厚着をすれば外での行動ができるが、今夏は外での行動が少なくなり、午前中に限るになった。過去、どんなに暑くてもビールを飲めば元気だ、あと何ヶ月かで冬になるのが嫌だと本気で思っていたが、今夏から宗旨替えをした。それくらい暑さが応えた。年だな。

byPixabay australian-shepherd-6556697

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自分で見たこと以外を信じようとしない輩が時にして現れる。こういうのといくらしゃべっても否定しながら茶化され、何の益にもならないのが常だ。いわゆる時間の無駄で愉快でない。

犬でも語り掛けると目をらんらんとさせる時があり、通じていないだろうが、犬なりに何かワクワク感が生まれるのだろう。聞く話は、すべてが真実ではないのは承知だが、耳学問だし、本当に知らないことを知らせてくれる話も少なくなく、知らない興味あることを教えてもらえるのは、ヒトも犬もたいへんありがたいことだ。

その犬。人の言葉を「ごはん」や「散歩」等は一番に覚えるが、200単語くらいは理解するそうで、わずかでも意味が通じているから興味深く聞いているようだ。でなければ、真正面から目を合わせてこないだろうが、飽きるとべローンとやられる。何かおやつと言っているようなものだが、付き合ってくれたお礼だろう。

byPixabay kingfisher-7346545

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鳥獣を比較すると、鳥ははるかにカラフルだ。中には、保護色の鳥もいるし、カラスのようなのもいるが、なかなかどうして見事なまでの衣装をお持ちなのが少なくない。南国ジャングルの鳥はテレビなどで紹介されるようにとてもカラフルにきれいだ。日本の里山でも稀に雉を見かける。オスの長い尾羽の美しいこと、大きさもある鳥なので凛々しい感じがする。冬に水辺にやって来る鴨も美しい毛羽を持っている。飛ぶときには、翼の裏側やそれに隠れていた部分の鮮やかな色を見せ、伊達な上着の裏地のようだ。海鳥のカモメの仲間も同様にきれいで、海で目立つ白を基調にして、一部に赤や黄色がありなかなかな海のしゃれっ気だ。

獣は人に見られるような行動は少なく、里に近い狸や狐でも姿を見せないが、時として月夜の日の出前にキツネを2-3匹見ると宴の帰りかと思うこともあるが、まず姿を見せない。鳥は平気でそこらにいる。そして、さすがに近寄ると飛んで逃げる。こちらが飛べないのを知っているから、見られても何ともなく、近寄れば飛べばよいということが、派手な衣装で現れるところだろう。

宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」の木星画像=NASA,ESA,CSA,Jupiter ERS Team;image processing by Judy Schmidt

宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」の木星画像=NASA,ESA,CSA,Jupiter ERS Team;image processing by Judy Schmidt

アメリカ航空宇宙局 NASAが、2021年から運用しているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した木星の画像を見た。太陽系最大惑星の木星は、夜空で、月、金星の次に明るい天体だそうで、9月は、中秋の名月とともに木星が見ごろとか。その、木星の画像が怖いほどに鮮明でリアル、右下の白い渦の円は地球よりはるかに大きいと……。こんなに大きいのに誰もいないのだろうか。何億光年も先の銀河を見る望遠鏡、そんなに広い宇宙で、どこまで広いのかもわからないくらいに広いのに誰もいないんだろうか。地球には、こんなに多くの種類の動植物がいるのに、そんなに広い宇宙に誰もいないんだろうか。この鮮明な画像の木星を見ていると、さらに不思議さが大きくなる。

日本の宇宙船が月に行くとか。アメリカが再び月を目指すそうで、どんなドラマができるのだろうか。桂男いるかな。

byPixabay buckwheat-noodles-1397739

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朝昼の食事、ひたすら冷たいものだけだった。大好物の卵も冷やしたゆで卵か冷たい玉子焼きで、冷茶漬けか冷たい麺を食べてきた。9月のいつになったら熱いそばやうどんを食べる気になるだろうか。そろそろ暑いのは飽きた、勘弁していただきたい。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。