エッセイ「野山が寒い冬の前に色づく11月神楽月」

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 akiramaの日々のいろいろなエッセイ 

byPixabay leaves-18051

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晩秋の11月。冬がもう目の前になり立冬も過ぎ「霜月」と呼ばれ、霜が降り始める月という表現は、これから寒くなるぞと言うのでしょう。寒がりの私には、とんでもない表現のようで、「神楽月」と呼ばれる方が、寒さが近づくというより秋が深まる感じがして、安心できます。

寒くなり冬眠前の熊たちが、一生懸命に食べようとして勢い余って街に出てしまい、ひどい目に遭った熊も少なくなかったようですが、それもひと段落のようです。熊が悪いわけではなく、どんぐり会議(童話)で決まった大豊作から2-3年後で子熊も多く、裏年なものだから街に出てきてしまったのでしょう。でも、ばったり会ってしまったら、そりゃびっくりです。その熊もどうやら親子そろって穴の中に入ったようで、来春までゆっくりとおやすみなさい。来年のどんぐりは表年ですよ。

しかし、その熊。6年前もどんぐり不作で、腹ペコクマ続出だったそうですが、街中に出てきたクマの数は今回とは比較にならないくらい少なく、里山ウロウロ程度だったそうですが、どうやら熊の世界も変化しているようです。

byPixabay chestnut-5683473

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そのかわりに聞こえてきたのが、キノコで中毒。毎年のことながらも、コロナ禍で街に出れない人間が山に入ったようで、うまそうなキノコを採集し食べたもののひどい目に遭ったということなのでしょう。山のキノコは風味も豊かで、天ぷらや焼き物に煮付けはおいしいことでしょうが、毒キノコの見分けは大層難しいようで、素人にできるものではないでしょう。どう見ても大丈夫と思うのが毒キノコだったりで、ベテランと一緒でないと何が起こるやらです。

真っ赤なベニテングタケならば、まあ間違えないでしょうが、これを食用にする地域もあるそうで、鮮やかな色と違い毒がないとも言われるが、熱処理が必要だと聞いたので、やはり毒があるんですよ。

木々の根元や幹の途中、石積みや切り株の端っこのキノコはきれいです。おまけに、ひょうきんなスタイルも相まって、楽しく眺められます。

byPixabay fly-agaric-468788

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野歩きの途中、向こうの空高くからトビが一直線に降りてきます。トンビと言えば、上昇気流に乗りながら円を描きながら高度を上げていく、何ともうらやましい優雅な飛行を思い浮かべますが、これは違います。初めはトビとわからないくらいに、翼を半分の幅に折り畳み、一点をにらんでいるように一直線です。急降下爆撃を行うガル翼のプロペラ攻撃機のようでした。ガル翼はガルウイング、カモメの翼と言われるM型に見える曲げ方ですが、トビは迫力があり、さらに大きな爪のある足を真下に下ろして獲物を狙っています。ネズミなどの小動物を上空から見つけたのでしょうが、失敗して再び上昇しながら飛んでいきました。

byPixabay animal-4047759

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なかなか見れない光景で、見事にたたんだ翼でコントロールしながら爪を大きく出し降下する姿は、のんびり上空を舞う姿から想像のつかない凄みでした。

猫は、ネズミを捕るのを失敗すると、自分の描いた行動が途中で終わってしまうので、毛づくろいをして落ち着こうとするらいいけれど、失敗したトンビはどうにかするのでしょうか。

byPixabay dark-2567227

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最近のお気に入りテレビ番組「ヒロシのぼっちキャンプ」があります。自分のためだけにひとりぼっちでキャンプをするという振れ込みで、ひとりだと誰にも気を使わず、自分のペースでできるからいいんだ、とのこと。

もともとキャンプなどは、非日常の世界を楽しむので、自分の好きなようにしたい、食べたいものを食べたいときに食べて、自分が満足できるようにしたい。勿論、社会のルールは当たり前ですが、キャンプなんだから人に気を使うのを避けたく、ひとりぼっちのキャンプいいですね。

byPixabay campfire-896196

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番組だからスタッフがいて、話の受け応えなどはしていますが、やりたいようにキャンプをさせて、ひとりで焚火をしながらめしを食っているという番組なんですが、言うことのひとつひとつが私には納得がいきます。何人かでワイワイやるのは、これまた楽しいものですが、日常生活から離れたキャンプをたった一人で過ごしたいようにして過ごし、食べて、寝て、朝を迎えてお茶を飲むのは、これいいですね。

byPixabay plant-1197738

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紅葉は、葉が紅くなるのではなく、寒くなり寒暖差が出ると葉緑素が抜けて、葉の本来の色が出るそうだ。紅葉狩りとは言い得たもの。見事な紅葉はきれいで、言葉を失うような気持になります。そういう時は感動しているのでしょう。でも、秋はウキウキ感がないのが残念。桜色、新緑の色、紅葉に燃える色、四季に応じて野山は美しい色を見せます。

先日、真っ白な野路菊を見て穏やかになれ、紅葉の色で目が覚めるようでしたが、これでしばらく白い冬のグレートーンになってしまうのが寂しく、寒がりにはつらい日々になります。

日笠山ノジギク散策

日笠山ノジギク散策

今年もあと一か月。この前、桜が咲いて暖かくなってホッとするように喜び、長梅雨に辟易し、うんざりした途端に暑さに見舞われ、残暑に打ちのめされ、気持ちの良い秋は過ぎ去り、寒さとの戦いが始まります。年とともに一年があっという間だと聞かされていましたが、本当に地球が速く回るようになったのだと感じます。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。