キハ40/41を播磨但馬で追いかけるドライブ2025
akirama 鉄道散歩 キハ40系を四季の景観の中に見る

224D キハ41-2002/41-2004 下り223Dの折返し 麦秋がきれいだ
国鉄時代の生き残りキハ40系気動車。首都圏色の生き残りのキハ40と希少な41が走る播但線非電化区間。本州東端の生息地で、非力なディーゼルエンジンを唸らし兵庫県の分水嶺のひとつ生野峠を越えていきます。キハ40が播磨から但馬の景観に馴染む四季の移り変わりを見るのが楽しく、足を運びます。
ディーゼルエンジン音を響かせながら加速するキハ40系を見ると、こののんびりした景観にホッとします。そんな思いをさせてくれるのが、古い気動車の良さなんでしょう。ステンレスのボディーと高出力なエンジンでは、味わえないものが残っています。
〇 定番の好きな場所
〇 麦秋の播但線
〇 あとがき
定番の好きな場所
朝一番列車の221D 2両編成。夜明けの早いこの時期ならば、露光に困ることもない明るさですが、冬は真っ暗。少しでも暗さに強い単焦点レンズで何とかです。暗い 明るい、寒い 暑いも季節感で、定点で四季を映しているとそんな体感も自身の思いとなります。
前触れなしに現れる「うみやまむすび キハ40-2007」を見ると、なぜかうれしい気分になります。220Dなので、すぐに折り返しの1225D城崎温泉行で現れるはずです。麦畑へ向かわなくては……。

221D キハ40-2046/41-2003 下りの一番列車 私の朝一定番ポイント

223D キハ41-2004/41-2002 この顔は、ここだけで見れる不思議なレアもの

220D キハ40-2007 うみやまむすび号 見るとうれしくなる播但線の唯一車両
麦秋の播但線
季節は初夏から夏に変わろうとする時期ですが、秋の名前になるほどの刈入れ時期の色合い。米の秋とは違う深みのあるような麦の色が、新緑の周囲と違います。麦は毎年作っていなく、昨年はありませんでした。そして、気温の関係もあるのでしょうから北播磨界隈までで、生野峠を越えると麦畑は見れません。
姫新線佐用以南にも大きな麦畑がありますが、あちらは、キハ122/127系ステンレスボディーなので、敬遠しています。重たく非力なキハ40系にこだわりが強すぎる感もありますが、播但線から山陰本線、因美線です。

1225D キハ40-2007 うみやまむすび号の折り返しで、城崎温泉行

2D キハ189 但馬特急はまかぜが高速で大阪に向かう 閑散期は3連で夏冬は6連だ

227D キハ40-2046 41-2003を寺前に残して、単行で和田山へ向かう

初春の低気温の影響か、発育が少し遅れていて、刈り入れはもう少し
あとがき
毎年同じ時期に同じところに行っていますが、自宅から1時間半弱の行程で来れるだけに苦にもならずに出かけます。もうわずかなキハ40系ですから、兵庫県以西の山間部を走る懐かしい気動車、もうしばらく追いかけます。
山陽本線貨物列車のEF65けん引が202503ダイヤ改正まで一往復走っていましたが、明け方早朝だったので明るくなってからと思っているうちに、EF210に変更になってしまいました。キハ40系もキハ122/127系ステンレスボディーになってしまうんだろうと……。見れるうちにいろいろしておかねばと思う、EF65の思いです。