力強い機関車けん引の長大編成貨物列車
akiramaドライブ 四季の自然を走る機関車けん引
最大26両編成、積荷重量650t 編成総重量1200-1300tの巨大な貨物列車。時速100km/h以上で日本の大動脈を突っ走ります。最新型のJR世代の電気機関車でけん引されていますが、ここでもわずかに国鉄時代のEF2桁の強者が残っています。まずは、圧倒的多数を誇る主力 EF210型電気機関車が走る沿線四季を追いかけます。そして、古き強者に会えるチャンスを探します。
〇 山陽本線 上郡周辺
〇 あとがき
山陽本線 上郡周辺
沿線での貨物列車を撮りたいと思ってもどこへ行って良いのか……。手軽なのは駅ですが、貨物列車の500mを超す長大編成を見れる駅もそう多くはないでしょう。そして、テーマのひとつ四季の移り変わりと景観を楽しみたく、今回は、山陽本線上郡周辺で撮影場所の調査開始です。山やに田畑の実りなどの色合いを探します。こればかりは、自分で納得のいく場所を探すのが第一歩です。
上郡を選んだのは、山越えです。10‰の勾配ですが、1200t以上の規格いっぱいの超大列車には負担でしょう。セノハチ程でなくても、登りも下りもそれなりの速度ですから、間違いなく山越えです。また、ここは水田も多いし、もうすぐに麦秋となる麦畑もあり、この周辺地域の調査を始めました。
山陽本線下りは、最短距離にある鯰峠を避け、大きく迂回をして船坂峠の谷あいを抜けて、標高200m近くまで昇り県境を越え岡山に至ります。この迂回は、規格いっぱいの最大積載編成を考慮する妥協案でしょう。
単体車両のキハとは違い、大迫力の長大貨物列車をどう写したらよいかもわかりません。曇天の光量の足らない日 さらにレンズで追いかけたような日の丸写真で、あんなに長いのは、いやはや難しいです。
あとがき
とてもとても初めての土地では、アングルも決まらず追いかけ写真の日の丸が多くなりました。ここだと思う場所を得るのにヘタッピが移動優先した結果です。それでも、腰を据えて四季を感じられそうな場所を少し見つけましたので、次回は三脚据えてじっくり撮ります。そして、通いを重ねれば、ここはというお気に入りが見つかりそうです。キハの播但線生野周辺同様に、山越えの上郡周辺をしばらく散策します。
上郡から智頭急行線が山越えで中国山地に向かっています。向こうにその高架線が見え、全力加速で はくと等の特急が山登りを始める機関音が聞こえます。ディーゼル音もいいですね。