キハ40系気動車を見に行く 夏の播但線 Vol.5

キハ40/41を播磨但馬で追いかけるドライブ

 akiramaドライブ キハ40系を四季の景観の中に見る

大福トンネルに入る 222D キハ41-2003,2002

大福トンネルに入る 222D キハ41-2003,2002

国鉄時代の生き残りキハ40系気動車。首都圏色の生き残りのキハ40と希少な41が走る播但線非電化区間。本州東端の生息地で、非力なディーゼルエンジンを唸らし兵庫県の分水嶺のひとつ生野峠を越えていきます。キハ40が播磨から但馬の景観に馴染む四季の移り変わりを見るのが楽しく、足を運びます。

暑い夏も少々後半に動く気が出て、播但線のキハに会いに夜明け前から2回出かけました。涼しい山の空気に触れる避暑がてらのドライブです。

〇 夏の朝
〇 夏草の勢いに負けない稲田の成長
〇 あとがき

 夏の朝

朝は違うものを見せてくれます。特に夏と冬の朝は、早起きは三文の徳のような景色と出会うことができ、朝もやと谷の向こうの朝日で、キハ40がその中で見れると思わず嬉しくなります。

大福トンネルで、辛うじて向こうの入口に入るキハを撮れることを知り、チャレンジしていますがなかなか思うようにいきません。同時に、第2市川橋梁の初発列車や冬の二番列車は暗さがあり好きなのですが、これまたうまくいくものかです。昼間ならそれほど難しいことでありませんが、暗さは素人の難敵です。でも、夜明けのこの列車が好きです。

一番列車が朝もやをくぐり生野へ登る 221D キハ40-2046 キハ41-2004

一番列車が朝もやをくぐり生野へ登る 221D キハ40-2046 キハ41-2004

薄暗い谷から抜け朝の光を目指す生野越え 223D キハ40-2046 キハ41-2003

薄暗い谷から抜け朝の光を目指す生野越え 223D キハ40-2046 キハ41-2003

 夏草の勢いと負けない稲田の成長

暑い夏でした。過去最高の気温とか言われますが、年々と地球温暖化で記録更新するのではないか……です。

強い夏の光を浴び、炎天下の中でも枯れるどころか雑草の生命力は、計り知れないものを感じ、軌道内も線路の周囲も覆い茂るような勢いです。そして、水田の稲は実りが進み、まもなく早生は刈り入れが始まりそうです。

この暑さで、出不精になり晩夏の時期のモソモソと出て行ったので、稲は実りの色を発し始め、緑に黄色がかなり混じってきました。

日曜日の豊岡発寺前行1226Dは、「うみやまむすび号」でした。いつは知っているのかわからないながらも キハ40-2007に出会うと儲けた気分です。

夏草の生野トンネル手前の急坂を這って登る速度 224D キハ41-2005-2003

夏草の生野トンネル手前の急坂を這って登る速度 224D キハ41-2005,2003

キハ40待っとれ!新井駅列車交換に爆走中はまかぜ 1D

キハ40待っとれ!新井駅列車交換に爆走中はまかぜ 1D

新井駅ではまかぜ交換 生野越えに加速中 1226D キハ40-2008

新井駅ではまかぜ交換 生野越えに加速中 1226D キハ40-2008

生野越えを下ってきた 228D キハ40-2045

生野越えを下ってきた 228D キハ40-2045

小雨が煙る刈り入れ間近い里山 229D キハ41-2001

小雨が煙る刈り入れ間近い里山 229D キハ41-2001

首都圏色がきれい 224D キハ41-2003 キハ40-2046

首都圏色がきれい 224D キハ41-2003 キハ40-2046

終点寺前手前の稲田を走る1226D キハ40-2007 うみやまむすび号

終点寺前手前の稲田を走る1226D キハ40-2007 うみやまむすび号

キハが通り過ぎた線路は、夏草でぼさぼさ 夏だ (踏切から撮影)

キハが通り過ぎた線路は、夏草でぼさぼさ 夏だ (踏切から撮影)

 あとがき

撮影していてポカをかなりします。ピンぼけ手振れは日常茶飯事、列車のライトがまともに入って真っ黒クロスケ。止めたい位置に止まらず構図のポカチン。面倒がらずに、できるだけマニュアルで三脚使用で落ち着くことが肝要ですが、残念ながらの素人は、思うようにできないんです。でもいいか。本物は見たんだから……と、ぼやいています。そうそう、三脚使用中の手振れ防止OFF意外でしたね。

観光列車や最終運行の混雑に出かけるのはまっぴら、都会から離れた同業者の少ない場所で、自然を感じに出かけます。基本は、単線非電化区間の定期運行が対象です。そして、鉄道写真家のページではなく、キハ40の残り少ない定期運航の記録ですので、芸術的な写真画像とは程遠い超素人レベルです。