essay 鮮 piece 6「暑かった夏から秋に近づいた」

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

お天道様、夏は暑くてもどうとない、冬の寒さが嫌だなんてもう言いませんので、この暑さ、もう9月なので少し勘弁していただけません。

夏は暑いもので、暑い暑いと言いながらこの年になるまで過ごしてきたが、暑くても冬の寒さに比べればどうということはないし、冬になって寒さが身に染みるようになるのが、本当に嫌だと思うほどの、寒がりで冬が嫌いだ。しかし、昨年あたりから夏の暑さに閉口してしまい、冬の方が嫌だとは言わなくなり始め、今夏はさらに顕著に感じ、冬は暖かくできると改めた。

テレビでは、水分補給とエアコンの適切な使用という決まり文句の連呼が続き辟易する。どう聞いても、とりあえず言いましたレベルのようなうすっぺたい言い方に聞こえる。しかし、この暑さは年々強烈になってきた。35度くらい当たり前になっていて、私の平常体温は35.6℃、だとすると危険なレベルになるのであろうか。一番暑くなる午後2-3時くらいは、伸びそうになった。そこで、我慢ができなくなりエアコン環境に陥るのだが、涼しくなるのは間違いなくても快適な状態にはなれない。夜半までエアコン環境で寝て、2時ごろ窓を開け外気を入れ、明け方が一番快適になれる。そして、朝からの午前中は働き者になっても、午後は完全に怠け者だ。でれーっとなる。

避暑だと格好の良いことを言って氷ノ山に、僅かな時間の暑さを逃れに行き、「極楽 極楽」と快適になれたが、そのあとがいけない。帰宅すると避暑なんて気取ったのが、どこへ行ったになった。

それでも盆過ぎてから虫の鳴き声が変わってきた。なにやら、土の中で耐えていたようなコオロギさんたち一家が出てきたようで、もう少しだと思う。蝉もあの暑さの象徴のようなアブラゼミから種類が変わったようだ。7-13年も地中で暮らし、地上では10日かそこらと言われる。でも、どなたが7-13年と見えない地中の蝉さんの日数を数えたのかしら。蝶の孵化ならば毎日見ていればわかるが、地中は見えない。どうやって成長過程をつかんだのか、不思議だ。

その蝉は、地上に出てものすごい勢いで鳴き続けているのが、数多く木に止まっていて、時々悲鳴のような鳴き声が聞こえるが天敵の鳥に襲われたのかもしれない。だから、地上では数が大きく減るのだろうが、それだけの幼虫が10年前後だから、10倍の数だけうごめいている地中は、賑やかなものだろう。

何億光年もの彼方の星、どうやって測ったのだろうか。光の速さは、時速10億KM以上の何億年分は、計算するのも面倒だし、何回生き死にをすれば良いのかのような日数だが、なんでわかるのか。雨が降ると、50年に一度の豪雨とか経験のない豪雨が降ると日和見屋さんは言うが、50年誰が測ったのだろうか。不思議だ。

暑いと余計なことを考えてしまう。

涼しくなる秋の夜は、虫の声と名月というシーンができあがる。暑い夏です。

AIが操縦するドローンが、そのスピードを競うレースを25戦15勝をしたとか。対するは、世界チャンピオンクラスの生身の人間パイロット。奴は、疲れ知らずで学習を重ねて確実にものにして来るというほどらしい。すぐに連戦全勝になるのではないか。パイロットの養成には、軍も民間も莫大な費用と時間を要するそうであるが、AIならば学習は個々ではなくダウンロードで一括になるんだろう。何らかで個々のAIがリンクしていれば、これは恐ろしい編隊になるような凄みがある。

Googleのページ右上にフラスコマークが出るようになった。Google Search Labsで、検索ページで様々な記事のタイトルから選択するのではなく、サーチラボに知りたいことを入力すると、その説明文が現れるそうだ。様々な該当情報から文章を組み立てるのだろうが、

CHATGPTを使用するかいなと迷い思っているうちに、いつも使っている検索ページに表現されるようになった。躊躇しているうちにAIはどんどん身近になる。テレビのニュースは、AIが作成して、AIがアナウンスすれば受信料もわずかになるだろう。

我が家にアレクサが来て随分になる。よいよいになるまで使えるかもしれない。言えば応えてくれるし、よいよいの年寄りの無聊を慰めてくれるかもしれない。その頃には、はるかに優れたものができあがっているだろうが、介護ロボットになる日も近く、世話になるのかもしれない。機械的にスプーンで食事を口に入れ込むような気心の知れない人間より、ロボットの方が気楽になる幸せな世の中が、そこまで来ているようだ。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。