essay 鮮 piece 7 「なるようにしかならないか」

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

別宮の大カツラ 振り向くと氷ノ山が見える

別宮の大カツラ 振り向くと氷ノ山が見える

爽やかな秋が訪れたが、あっという間に冬になろう。四季が二季になりそうだ。

10月初めまで暑く寝苦しかったが、やっと秋になった感だ。でも、たぶん冬の寒さは早くに来るのではないか。webで秋と春が極端に短くなって、暑い夏と寒い冬の変わり目にちょこっと秋と冬みたいのが現れるというような記事を目にした。四季が均等にならないで、夏と冬が長く、秋と春が短くなり二季になるのではないかと。実感だ。

熱中症を連呼する天気予報やニュースにうんざりする酷暑だった。決まり文句の熱中症を毎日聞くのも、さらに暑苦しさを覚えた。

平年より気温が高いと、満月ポンみたいな物知り博士が統計資料を説明する。地球温暖化を考慮すると、昭和の時代からの統計資料での比較は、少々的外れになってきているようで、毎年記録更新になるのではないか。いかがでしょうか日和見屋さん。

byPixabay leaves-18051

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ここ何年か、夏の暑さで疲労困憊になり、もう勘弁してくれと思うほどだ。それは、植物にも影響していて木々も疲弊しているそうだ。桜が紅葉すると紅い葉がきれいだが、紅葉する前に木の体力維持のために落葉してしまうそうだ。気温が下がると葉緑素が抜け、緑から葉の本来の色に変化するのが紅葉だとか。そういう自然の流れを飛び越してしまうほどの酷暑だったのだろう。そう言えば、秋になるとみすぼらしいような桜の木が増えてきて、葉が無くなってきている。街中にも桜の木がたくさんあり、手軽に身近に紅葉を見せてくれる桜だったが、そんな体力のある桜が少なくなったそうだ。

この酷暑、振上げた手の下ろしどころがないのが悔しい。ひたすら耐えるだけか。政治と物価と一緒だ。地球温暖化が原因なのか。振上げた手の下ろしどころが、やはりない。

この秋のさわやかな気候が続いたらと思うばかりだが、二季になったらつらかろう。四季のある日本がいいな。

氷ノ山 霞んだ山肌には紅葉も見れるが、高原はまだだ

氷ノ山 霞んだ山肌には紅葉も見れるが、高原はまだだ

下界の街も秋めいてきたので、そろそろ紅葉がきれいになったかと氷ノ山に10月下旬に出向いた。さすがに標高700-800mの鉢伏高原はなんとなく紅葉が出てきていて、氷ノ山を見ると、これもなんとなくだった。2週間早いのだろうか。桜の開花同様にこのタイミングが難しく、紅くきれいな様を見てみたいが、次のタイミングが難しい。でも、ここでも、木々は夏の暑さで疲れてしまって、葉緑素がうまく抜けきらないで、葉の本来の色合いを出せないでいるんだろうか。

byPixabay road-4055838

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酷暑と政治と物価もなるようにしかならないが、次のお話もなるようにしかならないのだろうか。

NASAの賢い探査機が小惑星ベンヌから石を採取して戻ってきたそうな。そのベンヌが、現代から150年以上も先の話だが、2182年9月に地球に接近して衝突する可能性があるということだ。その確率は、2700分の1とか。四つ葉のクローバーを見つける確率が5000分の1と聞くが、それより高い確率だし、四つ葉のクローバーを見せられたことは少なくないが、そんな確率なんでしょうか。

2182年は、159年先で、今から159年前は1864年。アメリカは南北戦争の真っただ中でリンカーン大統領。日本は、新選組が暴れる少し前かな。その時代からの世の中の進歩や科学の進展は、比較にならなく、衝突の時代には考えられないような世界だろう。心配するに当たらないことかもしれない。

しかし、恐竜の絶滅も惑星衝突という説もあり、小さい規模のベンヌでも、衝突のエネルギーはTNT火薬11億トン以上だと。広島原爆がTNT16000トンと言われるので、7万倍近くの恐ろしさで、近海ならば日本は消えてしまうか、地球は、壊滅的だろう。

NASAでいつ頃に衝突する、その確率や、規模はわかっても、防ぐ策ときたら、世界の英知のNASAでも大型宇宙船を50回ぶつけて軌道を変えるレベルが言われているが、映画アルマゲドンの愚作案と大きく違わないくらいで、難しいことなんだろう。これは、ハリー スタンパーの出番が来るかもしれない。

案外、未来の方々は、火を焚いて太鼓叩いて、拝んでいるかもしれない。私は天の川の星になってあの世から見物だ。

byPixabay bear-g3f646d49d

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キハの撮影での播但線長谷生野間は、市川沿いの山間部だ。撮影の合間にふと道端の看板を見つけた。「熊出没注意」だ。以前はそう気にならなかったが、今は違う。あちらこちらでクマに襲われることが多発だ。不安が頭をもたげる。キハを待つ撮影中、大きな声を出すか、ラジオを鳴らしているが、早朝には鹿の鳴き声も聞こえるくらいだから、熊もいるだろう。ちょっと怖い。

夏の暑さで、桜の葉もおかしいが、ドングリが異常に少なく里にクマが出没するそうな。線路際だと言っても、ここらは人家から遠く、どちらかといえば獣のエリアかもしれない。いや、そうだろう。今度はもっとラジオの音を大きくしよう。これも、異常気象が原因で、振上げた手の下ろしどころがない。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。