エッセイ「4月のいろいろ 2022」

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

「花の塵」とは、素晴らしい表現で、この桜色の絨毯はユートピアのようだった

「花の塵」とは、素晴らしい表現で、この桜色の絨毯はユートピアのようだった

春うららな4月 卯月とも言われ桜を愛でる楽しみがあり、これから気候が温暖な時期に入る。

桜が散って、地面に花弁が積もるようになるのを「花の塵」と言うそうな。風流な呼び方をしたものだと感心をしていたが、木に咲く桜もきれいだが、その花の塵もきれいな絨毯のように見える時がある。良い季節になった。

byPixabay vw-gf778655a6 車で旅行もいいな

byPixabay vw-gf778655a6 車で旅行もいいな

コロナ禍で押さえつけられていた感が大きく、外出をするのが億劫になってきた。電車に乗るのから始まり、気温とともに鬱陶しくなるマスクをして買い物も食事も面倒になってしまった。少なからずともに、生活スタイルは皆が確実に変化してしまい、2019年以前のような生活は、もうできないのかもしれない。規制が無くなった今でも、列車や飛行機に乗ってどこか遠くへ行くなんて、本当に面倒くさくなった。この2年間の特に大学生や高校生は、人生の大事な部分を大きく失ってしまい、さらに未だに通常にあらずであり、成人社会人とは違い、短い時間に凝縮した価値あることができなかったのが、本当にかわいそうだ。でも、そろそろ気を付けながら2年間の空白を戻す時だろう。私も旅行をして、見るもの見ておいしいものを食べたくなってきた。列車も飛行機もまだ面倒なんで、車で旅行かな。

byPixabay crow-g436b31e64 こやつの考えていること知ってみたい知恵者だ

byPixabay crow-g436b31e64 こやつの考えていること知ってみたい知恵者だ

高齢者と言われる年齢になると、人生の喜怒哀楽が積もるようにたくさんあり過ぎたようで、普段は忘れていたのに突然思い出す。それが、夢になって深夜3時前後に現れる。良いことだってたくさんあったはずだが、出てくるのは思い出したくないようなことばかりだ。サラリーマン人生40年余の結果なのか、これはかなわない。覚えておかなくてはいけないことは、立ち上がるだけで忘れてしまうのに、忘れてしまいたいことはいつまでも忘れないのだ。人間の脳はすべてを覚えていて、表面化しないものが夜中にパソコンのデフラグのような記憶のファイルを整理するのだろうか。何とかならないものか。

人間の脳の記憶容量は、150テラバイトだそうだったが(DVD一枚が約4.7GB=DVD約3万枚分)、その7倍もの情報を記憶でき約1ペタバイト(1024テラバイト)とか、最近の研究で解明できたそうな。一般的な生活をしていれば、こんなに情報量はいらないのでないかと思うが、余計なことまで覚えていることは、記憶量の余剰のあり過ぎを説明できそうだ。

人の脳の重さは、1200-1500gだそうで、身体の大きさの割には重い脳だということらしい。カラスは体重が600~800g前後の鳥だが、知恵の元締めの脳の重さは約10gと、体重がカラスの2倍ほどあるニワトリの3倍以上もあり、鳥類では脳が発達しているという研究結果で、宇都宮大学名誉教授の杉田先生の話を読んだが「カラスは、えさをあげる人、危害を加える人など、個別の人間の識別がつくことはわかっていて、個々の人間を識別して対応する能力がある。」だから、カラスを見ていると何かを考えながらいたずらをしているように見えるんだ。あの動作は鶏にはないし、他の鳥はすぐに逃げるだけだが、カラスは逃げるタイミングを計っているのがわかる。要するに、人間の顔を覚え、なめているんだ。

頭の良いカラスも夜な夜な嫌な夢を見るんだろうか。

大衆食堂と昔言われたが、雨風食堂とは風流な名称だ

大衆食堂と昔言われたが、雨風食堂とは風流な名称だ

上方落語に酒も甘い物も両方好むことを雨風と言い、飯、麺類、酒、甘いものなどなんでも食べさせる食堂を「雨風食堂」と大阪圏では言うと新聞で読んだ。以前は大衆食堂とか呼ばれていたが、飲み屋にない雰囲気があり大好きな居場所だが、店は激減した。昔ながらのこんな食堂は、関西には多く存在して、朝昼夕と様々にスタイルを変え、さらには甘いもので老若男女が一緒になって食べに行ける食堂だろう。また、夜勤明けの方々にとっては、朝は夜なのでお疲れさんのごはんと一杯も欲しくなる時には、いいんですよね。ファミリーレストランもそのようなメニューであるが、趣きがまったく違う。コロナ禍で休日の行動範囲が狭まった感があるが、いくつかの場所で行きたい雨風食堂を知っている。季節も良くなったし、コロナ禍の問題も多少は緩和されたので、そろそろ休日の昼酒ということか。

byPixabay sea-gcc0b2e0c9 海の顔は様々

byPixabay sea-gcc0b2e0c9 海の顔は様々

このところに東北地方で再び中規模な地震が何回か発生している。自信は怖い。そんな最中に聞いたことに「津波てんでんこ」というのがあると。地震が起きて津波の危険がある時は、誰のことも振り返らずにてんでんばらばらに避難先に逃げろということだと。そうしないと助かる命も共倒れになるということだ。怖く厳しい言葉だと思う。家族を助けに戻らずに逃げろとは、津波の恐ろしさが言い伝えられた言葉なんだろう。ウクライナの問題で避難をする話で、この津波の言い伝えを聞いた。実際に家族を見捨てて逃げるなんてできないだろうが、命に係わる災害は、当事者しかわからないような恐ろしさだろう。平和も無災害も同様だ。

先日、災害時の持ち出しバッグを改めた。スマホの充電ができるように充電器だけでなく、短い延長コードも入れた。勿論、ウイスキーもだが、1000円分の小銭も入れた。自販機が使えるかどうかは別にしても、小銭無ければ不便だろう。こんなものを使う機会は、まっぴらごめんである。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。