但馬空港へプロペラ機を見に行くドライブ

小さな空港に小さなプロペラ機が飛んでくる

　akirama ドライブ

新緑の空港へJL2321便着陸後、ターミナルエプロンヘタキシング中

兵庫県北部豊岡市の山間部にある但馬空港ですが、正式にはコミューター専用空港で但馬飛行場が正式名称です。

飛行場と言われるかわいらしい空港で、日に2便大阪国際空港の伊丹から日本エアコミューター(JAC)のATR42-600機が日々着発で飛んで来ます。小さなプロペラ機が都会から地方の飛行場に飛んでくる姿を見たく、撮り鉄ならず撮り飛のドライブです。

JAL2321便伊丹発 09:00 但馬着 09:35　　JAL2322便但馬発 10:05 伊丹着 10:40 のかわいいフライトです。

○　但馬空港
○　ATR42-600機
○　アクセス
○　あとがき

　但馬空港

兵庫県豊岡市にある正式名称但馬飛行場です。コミューター専用飛行場で、1200mと短い滑走路の小さい空港ながらも、山間部ゆえの霧や降雪などの気象条件を鑑みて、計器着陸装置が異例に装備されています。また、大阪国際空港伊丹からのリモート管制だそうで、日本エアコミューター(JAC)のATR42-600機が朝夕の2便を着発折り返し定期運行しています。

離島以外で本州唯一の県内運行で、42人乗りの小さなプロペラ機が、かわいらしい飛行場に飛んで来る。飛行機マニアではなくても興味を持ちます。

片道35分のフライトで運賃は、約15000円です。競争相手のＪＲは、特急で大阪-豊岡 2時間30分の運賃は約6000円です。伊丹空港も豊岡もアクセスは良く、鉄道と違うのは、伊丹での出発前の手続きが所要時間の短縮度を減じ、時間と運賃どう考えるかだけの問題です。

現在のATR42-600機になる前のサーブ340機の頃に乗りましたが、ジェット機に比較すると低高度を飛び、晴れた日の景色は、ちょっと特筆ものの楽しさです。そして、タラップで、地面から乗り込む降りるは良いものです。

航空マニアでのマイル修行で、着発すぐの折り返しでこの便で稼ぐ人を「但馬修行僧」と聞きました。確かにロビーに出てトイレに行っているくらいの時間で出発手続きになります。乗務員は、誰も降りてきません。

但馬空港　案内図

山間部の空港　この日は朝の内は霧が残っていた

ターミナルビルの横　大先輩のYS11静態保存

　スカイダイビング

関西スカイダイビングと表示された格納庫が、滑走路の向こう側にあり、ここで一般者のスカイダイビングをしています。単発の小型機で高度3000mまで上がり、勇気ある方々はここで飛行機から飛び出し、重力落下で高度1500mへ、そこから落下傘降下だそうです。

3000mまで昇る小型機のエンジン音が空一面に鳴り響いていますが、その後、赤や黄色のパラシュートが降りてきます。インストラクター付きで2人一組でのパターンは未経験者でもできて50000円とか、私は50000円頂いてもできません。

スカイダイビングの単発機　お客を乗せて高度3000mへ向かう

望遠でこの大きさですから、かなりの高度のパラシュート

　ATR42-600機

開港当初は、サーブ340機(30数人乗り)が運行していました。一回り小さい機体です。一度乗った際は、乗客の座席位置を重量バランスで決めていました。重石代わりだったようです。そして、2018年に現在のATR42-600型に変更されました。乗客も42人乗りになり一回り大きくなりました。

小さくたって飛行機。バランスの良いスタイルは素敵で、その加速力はすごい勢いで空に向かって飛んでいきました。飛行機の撮影は駐機中くらいでしたが、滑走路がそう遠くない位置を離陸速度への加速と一気に高度を取る3次元の動きは、私にはまぐれのような写真です。いやはや、難しい。ブレが怖いし速いしでシャッタースピードをかなり速くしましたので、少々硬い画質です。滑走路が近いのでスピード感高く、新幹線のぞみ通過駅で目の前をフルスピードで走り抜ける車両のようでした。

スタイルも動きもですが、エンジン音がプロペラ機はいいですね。レシプロエンジンとは違いターボプロップエンジンですからガスタービンの音でしょうが、プロペラ回転の音がジェット機とは違います。

ちょっと魅力的なかわいらしい飛行機です。