akiramaの日々のいろいろなエッセイ
旧暦10月を神無月と言われる。全国の神様が出雲大社に集まるので、各地に神様がいらっしゃらなくなると言うのであるが、村や家に留まり田や家の神様、留守番の神様もいらっしゃるそうだ。神様にとっては、豊年満作の祭もあるしで、たいへんお忙しい月のようだ。
コロナ禍の緊急事態宣言が解除された。数字にレベルやステージだのとわかりにくいことを並べ立てられ、先々の見通しも教えてくれなかった緊急事態宣言。外食も楽しいことも制限された感であったが、周囲で恐ろしいことが無かったのが、これ一番の幸いと思うことなのかもしれない。しかし、乾燥する冬を迎えるこれからが呼吸器系の病気の怖いところ。ワクチン3回目はいつのことか。
それでも、外食のビールも解放され、久しぶりに友人と明石のアナゴ丼を頬張った。「大瓶2本!」と注文するのは久しぶりだ。
コロナ禍もひと段落だが、生活は変化したまま以前とは違うような気がする。以前を思い出しながら元に戻したいと感じる。
「朝ラーメン」というメニューがあるラーメン店がある。5-11時の限定メニューだが、480円。ラーメンは、通常結構なお値段がするのだが、480円はお得感がかなり強く、良く食べに出かける。替え玉もある。塩分とカロリーが……、決してヘルシーな食べものでないのは百も承知だが、食べたくなるとたまらなく食べたくなるのがラーメンだ。食べ過ぎなのだが、替え玉を注文する。だから、汁は飲まずに最初は麺だけを食べていく。ばかばかしいことだが、汁がなくなっては替え玉が生きてこないので、替え玉を頼むための食べ方だ。駅そばなどのうどんそばは、朝から食べれるが、こってりとした味付けの朝ラーメンは、かなりの魅力でちょくちょく行ってしまう。
関西で出世魚のブリとハマチの中間サイズを「メジロ」と呼ぶ。およそ60-80cmのサイズだ。
釣りの記事を書く出版社の編集の方から、メジロには白目があるのかという質問があった。早速釣りをして、魚を調べたが、生あるうちも成仏後もメジロと名前がついても目に白目は見つからない。そこで、調べてみた。
黒目と言われる眼球があり、それに連なる白目と呼ばれる強膜があり黒目を支えている。しかし、魚は強膜骨、鳥は強膜輪という骨が、黒目を支えていて、白目は存在しない。鳥のメジロは白色の毛で、魚のメジロも名前だけとわかった。哺乳類では、必ず強膜(白目)があるが、白い部分が普通に見えるのはヒトだけで、他の哺乳類は黒目だけを出す円形に目は開いている。なぜならば、白目を露出すると、黒目が目立ち、そこが頭部であると知られ、天敵含め生きていく上で不利になることが多く、隠していると言われているそうな。
では、なぜ人の目は白目が出ているのか。ヒトは、この白目が見えるので「目は口程に物を言う」良くも悪くもコミュニケーションを得ているということらしい。確かに、目を細めてしゃべる方がいるが、まずは信用されなく、普通、嫌な人と思われる。白目で浮き上がって見える黒目でヒトはコミュニケーションをとってるのがわかるようで、白目の大きな役割だった。魚も鳥も白目がないので、人形の目のように見え、一種の怖さを感じることがある。
COP26を前に、国連は地球の危機的な状況を発表したと報じられた。
現状が続いた場合の2100年までの地球の気温上昇は、2.7℃
ざっと、80年後に気温が約3度も上昇する。これは平均値なので、夏は日本でも40℃が普通になるんだろう。コロナ対策どころではない難易度だろう。
私に今何ができる。電気自動車に乗っているが、その電気は、化石燃料から大半は作られている。マイボトルを持って出かけるものの、ペットボトルの自然水からお茶を作っている。イオンのバスケット(中が見える)を持って買い物。何にも世の中の足しになっていないような気がする。電気使用量を減らすのが一番効果が高いが、誰も言わない。簡単なことではないからだろうが、全世界のIT用サーバーの空調用電気使用量だけでも、一国の電気使用量に匹敵するくらいだと聞いたことがあるが、底を取ってふたをするような難しさで、高齢者の年齢の政治家は考えないだろうが、未来に問題の先送りはしたくない。
「ひろしのぼっちキャンプ」という番組がある。関東周辺のキャンプ場で「ひろし」がたった一人でキャンプをするという番組だが、ソロキャンプの良さを十分に出していて、内容は共感している。誰かと一緒、良いこともあるが、ペースを合わせなくてはならないストレスが生じる。食べているものも特にこだわってはいなく、鉄板で肉焼いたり焼きそばや、バウルー(ホットサンドメーカー)で餃子焼いたりなどなど、カタカナの難しい名前のようなものはない。キャンプで料理にパワーかけたら楽しみが半減するというようなことを言っていたが、ソロキャンプはのんびりやるのが一番楽しい。ただ、私は、焚火はしない。番組ならばスタッフもいるが、ひとりで可燃性のものがたくさんある野山で直火は怖い。痛い目に遭った人もいるんだろうな。
口に入れた瞬間に、うまさのうんちくを並べるタレントが出ず、最近珍しいような、媚びを売らない共感できる番組だ。