氷ノ山の雪山全貌を鉢伏から見るスノードライブ

兵庫県最高峰の氷ノ山は雄大な山

 akirama ドライブ

冬の氷ノ山 別宮で待ち、山頂の吹雪きも弱くなり全貌が見えた 感激

冬の氷ノ山 別宮で待ち、山頂の吹雪きも弱くなり全貌が見えた 感激

今回のドライブのテーマは、鉢伏高原から「雪の氷ノ山を見る」です。

兵庫県但馬地方の冬は雪国の態をなします。若い時分に仕事で2年暮らし、その1回の冬は戦後2番目の大雪だったので、雪国暮らしの辛さを垣間見ました。しかし、遊びの時間での雪の上は、なかなかに魅力的で、その風景の美しさや凄さを見れます。雪のエリアへのスノードライブは、ちょっと魅力的です。なかなか見ることができなかった冬の氷ノ山を、なんとか一望ができた今回のドライブでした。

○ 氷ノ山がなかなか見えない
○ 見えた 山頂は吹雪だ
○ アクセス
○ あとがき

分厚い雲に覆われるが、山々はきれいな景色を見せる

分厚い雲に覆われるが、山々はきれいな景色を見せる

 氷ノ山がなかなか見えない

氷ノ山は、兵庫県の最高峰(1510m)で、豪雪地帯に位置してイヌワシやツキノワグマも生息する自然豊かな山で、その姿は雄大さを見せます。登山も盛んで春夏秋冬ですが、冬は、完全な雪山です。

以前に鳥取県側から冬の氷ノ山を見たく出向きましたが、吹雪でまったく見えず、あきらめました。冬山の全貌を見るのは、なかなか「運」が必要です。スキー場から見えるかもしれませんが、ここらのスキー場は、すべてリフトで延々と山へ登らないとなりません。とても、ドライブがてらの様相ではなく、これまたあきらめですが、冬期通行止めになる県道の大久保の手前で、隙間から見えた程度で欲求を満足させてくれるものではありませんでした。

それでも、スノードライブは快適で白い雪道と、その周辺の山々の雪景色、これは満足がいくもので楽しい時間です。

真っ白な頂を見せた鉢伏の山 僅かな間の青空

真っ白な頂を見せた鉢伏の山 僅かな間の青空

標高800mへ登るスノードライブ 除雪は十分にされている

標高800mへ登るスノードライブ 除雪は十分にされている

凍っているしで、FRだと四苦八苦しそうな急坂カーブ

凍っているしで、FRだと四苦八苦しそうな急坂カーブ

そこそこの勾配を登って行くのが、これまたワクワク感だが要注意

そこそこの勾配を登って行くのが、これまたワクワク感だが要注意

 見えた 山頂は吹雪だ

氷ノ山の近づけば見えると思ったのが間違いで、もうひとつ北側の道を進み別宮の棚田のあるところへ向かうと、やっと目の前に勇壮な氷ノ山の全容が見えてきました。5月上旬の田植え前に別宮の棚田から撮影される水田に反射した「逆さ氷ノ山」が人気があるところですが、うっかりとしていました。しかし、氷ノ山こおりのやまと呼ばれる冬の景色が見たかったです。
最初、山頂は吹雪いていて今一歩見えませんでしたが、駐車した場所は天候も良く、日差しで温かささえ感じるので、カメラを持って山頂の吹雪いているのが弱まるのを待っていました。
すると、雲が切れそうに薄くなると山頂がうっすらと見え始め、全容を見ることができました。これで十分です。何せ冬山の雪の季節ですから満足です。青空と雪山と真っ白な雪原は魅力あふれますが、そりゃドライブがてらでは無理な話で、何日も滞在する覚悟がいるでしょう。

氷ノ山山頂は吹雪。5分と私は立っていられない世界だろう

氷ノ山山頂は吹雪。5分と私は立っていられない世界だろう

氷ノ山は、県道87号側からも見えたが、近すぎ全貌にならない

氷ノ山は、県道87号側からも見えたが、近すぎ全貌にならない

青空が素晴らしい 冬山の青空だ

青空が素晴らしい 冬山の青空だ

粉砂糖を思いっきりふりかけたような樹々

粉砂糖を思いっきりふりかけたような樹々

八木川はグレートーンの息をふーっと吐く景色

八木川はグレートーンの息をふーっと吐く景色

県道沿いの古い廃スキー場へのリフト跡 雪だけに不気味だが登ってみたい感

県道沿いの古い廃スキー場へのリフト跡 雪だけに不気味だが登ってみたい感

 アクセス

北近畿豊岡自動車道:八鹿氷ノ山ICより国道9号線へ

国道9号線 養父市関ノ宮 関神社前交差点から 県道87号線

冬期は、県道87号線は大久保から先通行止め
別宮へは、途中 出合より県道269号線 さらに但馬アルペンロード
スキー場周辺は、すべての駐車場でガードで料金所があり近寄れない

大久保から先は冬期通行止め 一旦戻って別宮へ行く

大久保から先は冬期通行止め 一旦戻って別宮へ行く

google map

出典:国土地理院ウェブサイト:電子地形図25000(氷ノ山533404)より

出典:国土地理院ウェブサイト:電子地形図25000(氷ノ山533404)より

面倒な充電ばかりのEVやめて、ジムニーで走りたい

面倒な充電ばかりのEVやめて、ジムニーで走りたい

初夏の棚田を水鏡として映る氷ノ山を見に行きました

氷ノ山 初夏の棚田に映る姿を見にドライブ のページ

 あとがき

やっと全容を見ることができて、これはうれしいスノードライブの1日でした。海抜700-800mエリア、スノータイヤだけでは不安なので、古いチェーンを切ってサイズ合わせしてスコップも積んでいきましたが、スキー場周辺で除雪も十分でした。コロナ禍もひと段落でスキー学校の子供たちのバスもたくさん来ていました。さすがにバスは、スノー+チェーン(ダブルチェーンもいたような)の重装備で山登っています。

雪の上のウサギやタヌキにキツネとイタチ、たくさんの足跡があり、人間にいない時間にはワッサワッサとやっているようで、山々の普段と違う景色のスノードライブはなかなか楽しいです。

画像にセンサーのシミが出ました。ペンタ棒を使うか、キタムラ持って行くか……。