夏の涼しさを求めて渓谷へ行く
akirama ドライブ
年々、夏の暑さは厳しくなるようで、温暖化もあるが、体力も問題のようです。30℃を軽く超える下界から、少し標高を稼ぎ、冷たい渓流の流れる福知渓谷に向かい、涼しさにひと息でした。また、道中の何かを見ながら見聞を広めるのも楽しいドライブです。
○ 福知渓谷へ向かう
○ アクセス
○ あとがき
いずれと同じで、兵庫県の山にも川が流れ、小さな滝があり、湧水があるというのは、この酷暑が続く平地から見れば天国のようなところです。わずかな時間でも「涼」に触れれば幸せなことかと、久しぶりに車に乗り込み、山を目指しました。
福知渓谷へ向かう
本日のステージは、宍粟市の旧山崎町から一宮町です。揖保川水系で本流をさかのぼり、途中から支流の福知川で、雨後の濁りがすこし見れましたが、兵庫県の清流で日本有数の鮎が生息する川です。
揖保川本流
宍粟市山崎町五十波 国道29号山崎町内を抜けると右側に揖保川が見える。
鮎を釣る人にとって、揖保川は有名な釣り場で、初夏から盛夏にかけての川には、多くの釣り人が来られたでしょう。ここは、山崎ICから少しの揖保川漁協前に釣り人がいました。
与位の洞門
宍粟市山崎町与位 揖保川を国道29号がわたる直前を左折
交通の難所だったそうで、岩山が立ちはだかっていたのを明治時代に村民がくり抜いたトンネルです。
延命水
宍粟市一宮町伊和 伊和集落に延命水の行先看板を右折 16km
とにかくあちらこちらに湧水が存在して、これもそのひとつ。水量豊富で、勢いよく流れていて、冷たい水が気持ち良い。
安積水力発電所
宍粟市一宮町安積 国道29号安積橋交差点右折 県道6号を1kmもなく左に見える
普通に山間部にある水力発電所です。兵庫県には小規模な水力発電所が数多くあります。この取水口は、3km以上上流の池王神社に向かう支流でした。取水して、この山の上に導くという技術ですね。
池王神社のアカガシ林(県指定天然記念物)
宍粟市一宮町深河谷 安積橋から4.4km 深河谷の看板を左折 橋を渡り1km先を左折 離合できない狭さ注意
神社は小さく歴史が深いのでしょうが、地元の方々がたいへん手入れをされています。その奥に、アカガシの巨樹が堂々と見られます。常緑広葉樹の樹齢のある立派な姿を見せてくれます。かなり気にりました。道が狭いので慎重に進んでください。
福知渓谷
宍粟市一宮町福知 再び県道6号を2.7km進み、県道39号へ右折して4.5kmにキャンプ場事務所。この先は、離合難しい狭さです。
標高400m弱ながらも下界の気温が33℃なのに、ここは22℃の別天地。高度と渓流の水温で、夏にあるまじき心地よさを味わえます。
福知渓谷デイキャンプ場
宍粟市一宮町福知
デイキャンプをさせてくれて500円 この施設でこの広さで、とんでもないくらいのキャンプ場です。
文殊杉と文殊水、どんびき岩
宍粟市一宮町福知 キャンプ場へ行く手前
この杉の木が……。水は冷たく、タオルを濡らすと気持ちが良く、弁当を食べる準備開始。この大きな岩、なんでこんな名前…?
アクセス
自宅の明石から出発
姫路バイパスから国道29号線を北上、県道6号 39号を経由して福知渓谷へ。
片道 約80km 2時間の行程です。
すべて Google map で、表示される場所ですので、問題なく進めます。
菅笠かぶって、清流に立ち入り友釣りで鮎を狙う鮎師は、なんともいえず見事な見栄えです。
あとがき
夏の緑が山を鮮やかにしていましたが、モミジなど紅葉をする樹々が多く見れました。秋に同じコースをトレースすると、まったく違う景色に感激するでしょう。
ドライブなどとは、国営放送が使うような死語のような気がしますが、とことこ電気自動車を走らせてひとり気ままに出かけるには、まあこんな言葉が似あっているような。それでも、避暑は成功で、一時の清涼を頂きました。