明石の日本標準時 子午線を歩く半日ハイク

子午線の街歩き、明石の時を散策する半日

 akiramaハイキング 半日ハイクで、明石の子午線を歩く

子午線上に建つ天文科学館 塔の時計は標準時を刻む

子午線上に建つ天文科学館 塔の時計は標準時を刻む

akirama 半日ハイクorハイキング 歩くのは、「子午線ハイク」

南北に東経135度の日本標準時である子午線を歩きながら、前後途中で寄り道をしながら、最終的に県立明石公園の明石城址が目的地です。

手ごろな半日ハイクです。お弁当を持参ならば、明石海峡を眺めながら大蔵海岸公園、明石城を見上げながら明石公園と人気スポットがたくさんで、コースも地図を見ながら様々に組み立てができる、お手軽な半日ハイクです。

〇 子午線の街 明石市
〇 半日ハイクで街歩き
〇 アクセス
〇 あとがき

 子午線の街 明石市

1886(明治19)年に日本標準時子午線の決定され1888年1月1日より施行の東経135度日本標準時子午線が、明石市です。北海道の東端と九州の西端では約1時間の時差があるそうですが、その差も一切を含めて日本では、東経135度が日本の標準時としました。まあ、明石を標準時にしたのではなく、東経135度を標準時の子午線としたのですが、この子午線は南北に12市を通っていますが、明石が有名になり嬉しいことですね。
その象徴が、明石市立天文科学館でしょう。60年以上も前のカールツァイス社製のプラネタリウムも未だ現役です。そんな街の子午線上の道路には、様々な子午線マークがあります。これらを訪ねての半日ハイクは興味深いです。

今回のスタートは、山陽電車人丸前駅 ここでも子午線の文言が出てきます

今回のスタートは、山陽電車人丸前駅 ここでも子午線の文言が出てきます

 半日ハイクで街歩き

スタートは、山陽電車人丸前駅(明石のひとつ東の駅)がよく、なぜならば駅のホームに子午線マークのある珍しい駅です。
このハイクの南端 大蔵海岸公園から北端の人丸山までの直線距離は1kmに満たないので、自由にアレンジしてルートを決めてください。ここでは、今回私が歩いた順序で記します。行程は、寄り道しているので7-8kmでした。

  • 山陽電車 人丸前駅
  • 国道2号線の子午線標識
  • 子午線郵便局
  • 日本最初の子午線標識
  • 子午線交番
  • 中崎公会堂
  • 中崎公園のモニュメント
  • 大蔵海岸公園
  • 明石天文科学館
  • 天文科学館前の子午線標示
  • 日本標準時子午線標示柱(トンボの標識)
  • 亀の水
  • 県立明石公園、明石城址

google map で、ほとんどが記載されている場所ですから、スタートゴールを決めて、自由にコース設定してください。

では、スタート

山陽電車人丸前駅ホームの子午線標示 まっすぐに天文科学館を示す

山陽電車人丸前駅ホームの子午線標示 まっすぐに天文科学館を示す

駅から南に向かい国道2号線に出ると、ここにも子午線の表示

駅から南に向かい国道2号線に出ると、ここにも子午線の表示

振り向くと郵便局 局名は、明石子午線郵便局

振り向くと郵便局 局名は、明石子午線郵便局

明治43年に建てられた 大日本中央標準時子午線通過地の標識

明治43年に建てられた 大日本中央標準時子午線通過地の標識

標識の隣は、明石警察署の子午線交番 この地域ならではです

標識の隣は、明石警察署の子午線交番 この地域ならではです

明治44年に建てられた中崎公会堂 有形文化財でこけら落としは夏目漱石の講演

明治44年に建てられた中崎公会堂 有形文化財でこけら落としは夏目漱石の講演

中崎公園、前のモニュメント「刻」

中崎公園、前のモニュメント「刻」

大蔵海岸公園 親水性豊かな磯遊びができる 園児がたくさん来ていた

大蔵海岸公園 親水性豊かな磯遊びができる 園児がたくさん来ていた

砂浜と磯場 只今 干潮 この向こうは、正式な海水浴場 1日海で遊べる

砂浜と磯場 只今 干潮 この向こうは、正式な海水浴場 1日海で遊べる

大蔵海岸公園の日時計 明石市内には多くの日時計があちらこちらにある

大蔵海岸公園の日時計 明石市内には多くの日時計があちらこちらにある

海岸から子午線を北上して天文科学館 塔のSEIKOが標準時を刻む

海岸から子午線を北上して天文科学館 塔のSEIKOが標準時を刻む

まさに塔の真ん中を子午線が通る 階段状のは漏刻と言われる水時計の一種の復元

まさに塔の真ん中を子午線が通る 階段状のは漏刻と言われる水時計の一種の復元

日本標準時子午線標示柱 トンボの標識と言われ あきつ島からトンボがある

日本標準時子午線標示柱 トンボの標識と言われ あきつ島からトンボがある

見えない東経135度線上の高塔とトンボの標識 ここは人丸山

見えない東経135度線上の高塔とトンボの標識 ここは人丸山

人丸山のトンボの標識 柿本神社に月照寺から降りると亀の水の湧水 冷たく美味い

人丸山のトンボの標識 柿本神社に月照寺から降りると亀の水の湧水 冷たく美味い

明石城址に向かう途中の上の丸教会にも 日時計が時を刻む

明石城址に向かう途中の上の丸教会にも 日時計が時を刻む

県立明石公園 明石城址。広々とした公園は、気持ちが良いゴールです

県立明石公園 明石城址。広々とした公園は、気持ちが良いゴールです

追加で歩き 明石港の旧播淡汽船 ジェノバライン これも子午線ラインの定期船

追加で歩き 明石港の旧播淡汽船 ジェノバライン これも子午線ラインの定期船

明石港前の食堂で大瓶定食 イカナゴのフルセ炙りは明石の味わい しばらく宴

明石港前のみなと食堂で大瓶定食 イカナゴのフルセ炙りは明石の味わい しばらく宴

 アクセス

 鉄道 JR明石駅  山陽電車 人丸前駅
   JR明石駅で食料のすべてはそろいます。

 道路 第二神明道路 大蔵谷IC or 玉津ICから明石駅へ

 駐車場 各地域に駐車場多数あり 明石公園協会駐車場が便利(max600円)

google map

 あとがき

冬は縮こまっていましたので足慣らしに良いような具合ですが、暖かくなり歩きやすい季節です。行程中に5-6箇所の日時計がありました。時の街であるかのように、明石市内は全域に日時計があり、全部でいくつあるのかと思うほどに多いんです。春分の日を過ぎた今、良い具合に日時計の正確さに昔の人の知恵を改めて知る思いです。

休憩を入れながら歩いて、最後の明石港まで3時間弱。気楽に歩いて最後は、ご褒美の大瓶定食(勝手な名称)でした。車で行かないハイクは、これなかなかの楽しみなんです。