半日ハイキング |「丹波の中央分水界水分れから城下町柏原をめぐる」

シェアする

日本一低い中央分水界と城下町柏原

 akiramaハイキング

半日ハイキングのシリーズは、明石市周辺が主たるコースでしたが、今回は兵庫県丹波市石生(いそう)の「水分れ(みわかれ)」とお隣の城下町柏原町市街地の散策コースです。

水分れ公園の新緑

水分れ公園の新緑

丹波市の石生も柏原もJR福知山線の駅があり、どちらかの駅まで行き、帰路は他方の駅まで歩くことも可能ですし、高速道路や国道の便も良く、現地まで車で行っての散策も可能です。

細長い日本は、雨が降り水が川の流れを作り、大別して太平洋側か日本海側に流れ着くのが一般的です。このどちらに水が向かうかの境目が、中央分水界と呼ばれていて、北海道から九州まで分水界があります。本州では青森県から山口県までの1800kmの分水界がありますが、一番高いのは標高3026mの乗鞍岳、一番低いのが今回の丹波市石生で、95mの高さだそうです。

日本一低い中央分水界の説明看板

日本一低い中央分水界の説明看板

この、石生の山から流れ出た水は、加古川から瀬戸内海、太平洋に、もう一方は由良川から日本海に至りますが、不思議な感覚で現地の平たい景色を見てしまいます。

現地の「水分れ(みわかれ)公園」では、道標に「瀬戸内海へ約70km」「日本海へ約70km」とわかりやすく書かれています。きれいな清流は、そこで双方に向けて流れ始めます。

水分れ、分水界

右が日本海へ、左は瀬戸内海(太平洋)へ。ともに約70kmの流れ

公園へ向かう道が中央分水界で、そこで南北に分かれることになりますが、道沿いに駐車場があり、駐車場の両側をきれいな水が流れ、水の旅が始まっています。駐車場のお隣に民家がありますが、このお家の水はどちらへ流れるのでしょうかと、考えてしまいます。

左の水路は日本海へ流れている。

画面左下の水路は日本海へ流れ、右に瀬戸内への流れがある。

江戸時代には、加古川の河口に位置する高砂市から高瀬舟が、闘竜灘の難所を越えて、この丹波の地迄来ていたそうで、上りは海産物や塩を積んできて、下りは農産物を積んだとされ、さらには、加古川と由良川を結ぶ通船の計画があったそうです。西に位置する市川と円山川を結ぶ通船計画同様に、実現はしなかったものの大きなロマンを感じます。

お隣の柏原町は、柏原藩3万6千石の織田家の城下町です。それほどの広くありませんので、水分れを見た後に、こちらも見聞ウォーキングの半日ハイキングの続きです。

 代表的な見どころ

  • 柏原八幡宮
  • 木の根橋
  • 柏原藩陣屋跡
  • 太鼓やぐら
  • 旧氷上高等小学校校舎

これらを散策しながら、その周囲を見てのお手軽ハイクです。

柏原天満宮 参道を登る

柏原天満宮 ここから参道を登ります。

柏原天満宮、重要文化財の本殿

柏原天満宮、重要文化財の本殿

まずは、国の重要文化財の柏原天満宮へ行きます。参道を登って50m上の小山の頂上にお社があります。石段を一歩一歩登ってください。重要文化財の本殿やその後ろの三重塔は、荘厳で立派な佇まいです。多くの木々に囲まれ喧騒を忘れます。お参りをして参道を下ります。新年を迎える時には、大勢の地元の方々がこの石階段を行き来するのでしょう。

樹齢千年の大ケヤキ、根元が木の根橋

樹齢千年の大ケヤキ、根元が木の根橋

木の根橋

木の根橋

鳥居から真っすぐに進むと、木の根橋です。県の天然記念物に指定されている樹齢千年の大ケヤキの根が幅6mの川をまたいでいます。根っこが、まるで丸木橋です。レトロな建物に郵便ポストが、大ケヤキとともにホッとするような気持にさせてくれます。

天満宮を木の根橋と進み、その先ひとつ目を左折すると丹波市観光協会がありますので、地図やパンフレットを頂きましょう。

旧氷上高等小学校校舎

旧氷上高等小学校校舎

その道を真っすぐに進み突き当りが、柏原藩陣屋跡と旧氷上高等小学校校舎です。

柏原藩陣屋跡 表御殿

柏原藩陣屋跡 表御殿

柏原藩陣屋跡

柏原藩陣屋跡

柏原藩陣屋跡として現存するのは、表御殿の一部だそうですが立派なものです。3万6千石の小さな藩で、ここで藩政を執り行い、今でいう県庁と知事公館で、さらには総合庁舎というような、藩の陣屋は威風堂々の姿を見せています。

柏原町太鼓やぐら

太鼓やぐら

そのまま、隣地の旧氷上高等小学校校舎をみて、太鼓やぐらに向かうべく街の中を歩きます。太鼓やぐらは、時報や警報、登城の合図などを知らせた大事なものでした。

柏原市街地は、ぶらっと歩いて1時間半もあれば十分ですので、水分れ公園と併せても半日ハイクにぴったりです。電車利用だと往復の時間がありますが、車を利用するとぐっと時間を短縮できます。水分れ公園も柏原市街地も至極便利の良い場所に、観光客用の無料駐車場があります。

自然に囲まれた本州で一番低い分水界と、あの織田家のかわいらしい藩であった柏原の半日ハイク、これ結構おすすめです。また、お弁当を食べるところは、いくらでもありますので、お弁当持参でのハイキングは楽しいです。

 HOMEに戻る