エッセイ「新年1月のいろいろ」

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

byPixabay japanese-camellia-6821710

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大晦日に海老天のそばを食べて年越しし、正月になり新年を迎えた。その翌日にひとつ年を取った。

正月二日の日の出 きれいな太陽が顔を見せた

正月二日の日の出 きれいな太陽が顔を見せた

明石海峡の初日の出を見るようになって4年目になるが、元旦にモコッといくらのような陽が出てくるのを見れたのは、まだ2回。今年も元旦は晴天ながらも地上近くに雲の層があり、日の出の画像は翌二日である。いずれにしても、気持ちの良く、家内安全商売繁盛を願う。そのまま、地元の氏神様に初詣。例年だと賑やかだが、コロナ禍になってからは寒々しいのが残念だ。嬉しくなるような四斗樽に柄杓と枡があり、自分で注いでお神酒を頂ける。頂けるお神酒なもので、お賽銭を置き、二合ほど毎年グイッとしたが、コロナ禍で中止になっている。誠に残念なことだ。

byPixabay new-year-dishes-5019807

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お節料理に雑煮となるわけだが、餅でたいへんな目に合う年寄りが多いが、私も他人ごとではない。まずは、酒の肴には事欠かないのが正月で、飲んべえにはたまらない3日間が始まった。盆と正月とは言ったもの。

byPixabay caviar-sandwich-1695360

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お節料理にある「いくら たらこ 数の子」たくさん食べた。塩辛い好物が並んでいるのだから止まるはずがない。酒の肴にお餅にご飯のお供で、さて何億粒を食したろうか。魚卵とその塩分。まだ痛風と縁がないが、そろそろ近寄ってくる気配が感じるので、今のうちだと思う。正月明けに血液検査などしようものならば、医者にどのくらいの説教になろうか。今のうちだ、もう何年かしたら不摂生をしたくてもできなくなるだろう。

byPixabay marathon-g049344d1

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正月に箱根駅伝を見るのが楽しみになったのも年のせいか。酒とその肴を並べて、一生懸命に必死の若者の戦いを見ているのは少し気が引けるが、こちらは高齢者の類だから勘弁頂きたい。テレビ中継でのCMの多さ、年々増えていませんか。5-10分に1回あるようで、お金持ちの企業がずらっと並ぶ。

平たん路もあのスピードは快速特急だが、5区20.8km の箱根の山登りはどんな心臓なのだろうかと思う。あの登坂を70分程で走る。標高874mだ。六甲山が931mだから大して変わらず、鍛えるということは凄いものだと感心をするし、翌日の 6区もあの坂を全力で走って、1時間かからず小田原だ。

途中の大平台のヘアピンカーブは凄い。ストリートビューで見てもあの傾斜は実感できない。この地に行ったのは20年近くも前で、なんとか40台後半であったものの、転げ落ちそうな感覚で歩いて下った覚えがあり、今だったら確実に転がる。箱根登山鉄道の画像は、大平台駅のスイッチバックで、電車は、上大平台信号場から強羅へと登る。左側の先が見えない傾斜の線路を上がって来た。これこそヘアピンカーブも含めて周辺の坂と同様で、競争をする坂とは思えない。

そんなシーンを含めて様々なドラマが生まれるが、走るのが好きなんだろうな。走れたらいいなあ。

箱根登山鉄道 左の線路を登って、大平台駅のスイッチバック 

箱根登山鉄道 左の線路を登って、大平台駅のスイッチバック

細君がつけっぱなしにしているラジオで、しゃべり続けるオヤジさんが、「まんこげ」がどうしたと騒いでいる。危険なフレーズだ。相方の女性がこれは縦書きなんだから「こげまん」ですっ!岡山みやげで頂いた饅頭の話で、(有)菓子処ひらいさんのお菓子で、「こげまん」。かりんとうの皮にこしあんの入ったまことにおいしそうな見栄えで、お茶にもちろんですが、ウイスキーにも合いそう。岡山に行ったら買ってみますね。

出典:(有)菓子処ひらいさん のおいしそうなこげまん

出典:(有)菓子処ひらいさん のおいしそうなこげまん

で、今時のFM放送なんてのは、きれいな言葉の品評会みたいで面白みがなく、音楽聞きたいからFM聞くが、少々きれいな言葉がわざとらしく、それに比べるとAM放送は個性が強い。いろんなオヤジが出てきて好きなことしゃべっている。

この「まんこげ」のおやじさんは、こんちゃんでした。聴取者も年齢が高いから自ずから人間味があったりと面白おかしくなるのだろうし、SNSで縛られたような放送にならないんだろうな。

byPixabay radio-studio-932266

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新年を迎えてひとつ年をとった。緑寿だと言われた。「???」聞いたことがなかった。還暦の次は古希だと思っていたが、緑寿?

孫の日と一緒でどうやら百貨店の余計なお世話だそうだ。65歳定年が増えたので、66歳を祝うという売上戦略らしい。きれいな名称で長寿祝いかと思って喜んだものだが、実態を知って実にばかばかしい。デパートだ。孫の日の戦略と一緒らしい。悔しいから、外資系大手通販で緑色の枕カバーを買った。恵方巻もそうだ。子供の頃、大阪にも住んでいたが、そんなものは存在しなかった。どっかのコンビとなんとか組合が作ったと聞いたが、企業はすごいことを考えるもので、何年かするとそれがスタンダードになってしまう。と、いうものの好物なんで食べてしまうのが通年だ。

大晦日の海老天で思い出したが、昨年政治家さんがやたらに初めて使うような言葉で「エビデンス(evidence)」を連発していた。役員会議用資料で、煙に巻くのにトリガーだとかこの手の言葉を使ったものだが、頻度が多いとかなりの痛い目に遭った。何で、根拠とか証拠とか言わないんだろう。海老天丼、海老天寿司だ。コロナ禍は、また押し寄せてきて、もう2年になる。今年は終わって欲しいが、まったく先が見えない。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。