網引駅にある大イチョウが晩秋を迎えた
akirama ドライブ

網引駅 駅舎前に大イチョウはあり、田園を挟んで遠くからも見えます
野山は紅葉や黄葉の季節を迎え、赤や黄に色づき始めた。イチョウの木々、晩秋の黄葉が好きで、秋の青空に映える佇まいは、白い冬を前に美しい姿を見せた。
11月初旬、指折り数えて出かけましたが、わずかに気が早かったようで、多少緑が残っていましたが、天候などでなかなかピタリとはいかないものの、晩秋の大いちょうを見ることができました。

上り 単行ディーゼル列車が到着します
北条鉄道 網引駅
兵庫県加西市を走る北条鉄道。その乗換駅、JR加古川線と神戸電鉄と接続の粟生駅の次にローカルなホームと駅舎の網引駅があります。その駅前に大イチョウは堂々とした佇まいを見せています。
赤や黄色に色づくわけでなく、気温の低下で葉緑素が抜け、本来の色合いが出てきたのが紅葉や黄葉だと聞きましたが、それでは少し寒々しく、やはり、色づくが良いような気がします。
北条鉄道沿線は、ローカル線そのもので、単行ディーゼル列車が田園風景を走るその姿は、都市近郊からわずかに離れた場所にもかかわらず、幾度となく足を運ばせる魅力がある。沿線沿いに北条町駅まで歩いたり、田畑に点在する大歳神社はと見たり、加西アルプスという低山登山で笠松山に登ったりと、手軽にお弁当を持って出かけています。
北条鉄道は第3セクターで頑張っていて、早々にギブアップした三木鉄道と違い、通勤通学の乗客が増え、中間駅で列車交換をして朝夕は増便したそうで、今度は、JRからキハ40を購入したとか、田園の中をディーゼルサウンド響かせて走っています。
今回は、網引駅に堂々とした佇まいの大イチョウの黄葉を見に行きました。青色の秋空に黄色が映えました。欲を言えば、もう何日かするとさらに黄葉は進んだでしょうが、十分に美しい大イチョウを見ることができました。

イチョウの木の下から上り列車を見る 粟生行発車します

秋晴れの空がとてもきれいで、背中に受ける日差しが暖かい
網引の大イチョウ

列車が来なければ、たまに通る車の音しか聞こえない

小さな駅舎と 昔の低床ホームだけのかわいらしい駅

周囲はこんな田園風景が広がる北条鉄道沿線

下り 北条町行列車が到着 ディーゼルエンジン音を残して走っていった

空の寒気に時折嫌な黒い雲が通り過ぎる

駅の向こう横に 晩秋らしい柿の木
アクセス
兵庫県加西市網引町
鉄道 北条鉄道 網引駅
道路 県道79号を北上、網引交差点を左折
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あとがき
田園に点在する大歳神社を見に行った時に、保線の方々がペットボトルやなんやらコンビニゴミを回収されていました。線路に立ち入ったり、ごみのポイ捨てなどマナーが足らんのがいるようですね。
架線の無い非電化鉄道沿線は、景色に余計なものが出てこないので、好きです。県北部まで行かなくてもディーゼル列車が走る田園風景は、手軽にここで見れます。
寒く白い冬が来る前に、僅かに秋晴れきれいな黄葉を見る時間でした。