essay 鮮 piece 4 暖かくなり違うものが見えた。無駄なことが……

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

白梅は、遅咲きで散るのも速いが、きれいだ

白梅は、遅咲きで散るのも速いが、きれいだ

無駄だよなあ。

春になり暖かくなった。すると、今まで考えもしなかったことが頭に浮かび上がるのは、寒い寒いと身体を縮めて硬くなっているいるのが、ほぐれたのだろうか。

無駄の代表のひとつが、携帯電話だ。見直しをした。毎月毎月、馬鹿らしいと思えるだけの支払いをしている。あんな小さな画面を見つめるより、パソコンの大きな画面の方が何かと良いので、家ではなんでもパソコンを使っている。まあ、スマホでは、長電話はしないしメールと簡単な調べものくらいだ。自宅内はWiFiがあるのでメールの通信量なんてそもそも大きくなく、データ通信料などは微々たるものなので、ほとんど固定費だ。それであの固定金額は、暴利ぼったくりだと思った。

byPixabay apple-g503f9eb79

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そこで、大手キャリアから格安スマホに変更したが、不便になるぞという向きもある。回線をキャリアから借りているから回線数が少なく混雑時には遅くなるということなのだろうが、そもそも不便になってもかからないことはないだろうから、気にもしない。世の中何でもスムーズに便利なり過ぎだからだ。すると、支払が40%になり、60%も安くなった。1年後、その差額は旅行費用になる。アプリケーションも完全に元のままで、不思議なことにバッテリーが減りにくくなった以外は、今のところ何にも変化がない。

mid60、来年くらいはlate60の私、医療保険の類も無駄の一部だろう。入院1週間後には給付金を出します。それは大助かりな保険と思ったが、今時、1週間以上の入院はほとんどなく、手術をしても1週間で退院させられる。おまけに、健康保険に加入しているのだから、これで十分だと思う。さらに、mid70からは後期高齢者だからなおさらだ。最悪の場合でも遺族年金あるので、家族が生活に困ることはないだろう。その分、貯蓄した方がもしもの備えだろう。

ぼけ老人にならなければ問題ないはずだ。ボケ保険はないし、金で済む問題ではないので、パソコン仕事、晩酌、釣りを続ける限り物忘れはしてもボケはないはずで、飲兵衛のボケは聞いたことがない。飲兵衛は若い時分から帰巣本能が発達していて、徘徊はしないだろう。保険も携帯電話もべらぼうだ。そう言えば、かかりつけ医にもこの保険の無駄を聞いた覚えがあるが、次は保険をなんとかしよう。

こんなことも暖かくなると考え動く余裕が出てきた。

byPixabay liquor-1335556

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こんなことを思い思い晩酌の焼酎湯割りを作り始めた。一升瓶の始末より紙パックの方が便利で紙パックを買うようにした。裏に印刷でおいしい湯割りの作り方と記されていた。なんと「焼酎を湯割りするときは、お湯でやけどをしないように」と注意書きがあり、唖然とする。ここまで書かなくてはいけないのかい。だったら、これを飲むと酔っぱらって……細君に怒られます…云々をなぜ書かない。

何でもあいまいで足をすくわれないようにだから、マスクの着用も個人の判断というような表現しか、この国は出せないのだろう。これは無難な玉虫色でしかない。そんな時に明石市長の泉氏。市長も『個人の判断』とのスタンス。自分と異なる判断をした場合にもお互いを尊重しあうのが『個人の判断』「『強制』と『任意』の違いは、自分とは違う立場の者に対し、寛容か否かだと思っている」とおっしゃった。この個人の判断は、玉虫色でなく、『個』を尊重していることになる。

何から何まで説明しなくてはならない世の中で、面倒な説明や判断が必要になっているのも、無駄な労力だ。

byPixabay market-gcc6d1a45e

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冬の野菜のひとつ「大根」が好きだ。大根おろしは、肴には好都合で、角切りに醤油をかけても美味い。この物価が途方もなく上がった時でも、なんとか庶民の味方になっている。おまけに胃にも優しく、飲兵衛の味方である。商店街の八百屋で野菜を買っていたころは、八百屋のおかみさんの足のようなでかく太い大根が並んでいたが、スーパーで買う今は見かけず同じ大きさの体裁の良い大根ばかりだ。農協での扱いは、大きすぎると規格外になるそうだ。ばからしい。大根は、大きくても旨味に変化はなく、それが廃棄になるのならとんでもないことで、いわゆる罰当たりだ。

byPixabay japanese-18807

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大根は、和食には欠かせない存在で、生でもうまいが、煮つけるとこれはうまい。煮付けの味を薄くしたり濃くしたりで、目先が変わりうまく、究極はおでんだ。千六本に切って、鶏肉と鍋に入れると寒い時期は、生きている幸せを感じれる。葉っぱは、味噌汁でもよいが、ゴマ油で炒めると好物になり、捨てるところがない。大きくて規格外の大根、どこかに隠してしまう無駄なことしないで、私に頂けないか。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。