エッセイ「如月2月のいろいろ」

 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

御厨神社の梅の木 濃淡いろいろだが その中間色かな

御厨神社の梅の木 濃淡いろいろだが その中間色かな

2月は如月と言われるが、梅見月なる異名もあるようで、まことにその通り梅がきれいに咲き誇る。寒い日々が続くが、晴れた初春の陽の暖かさを背中に受けながら、見事な梅の花を見ると待ち遠しかった春を感じないわけはなく、嬉しくなる。地元の御厨神社(みくりやじんじゃ)の梅はなかなかで、毎年楽しみにしている。境内のあちらこちらに梅の木があり、濃淡の梅色から白色迄きれいに咲く。地元なので見に行くが、今年の寒さは厳しかったのだろう。2月中に満開にならなかったが、十分な花をつけた。

梅は枝を見て、桜は花を見るなどと言う方もいらっしゃるが、どちらも花はきれいだ。冬は、目に映るものがグレースケールばかりのような気がするので、梅の香りを感じながらの色合いは、やはり春が来た。

早春の青空に梅の花 まだ空気は冷たくても春が来る嬉しさ

早春の青空に梅の花 まだ空気は冷たくても春が来る嬉しさ

 御厨神社の梅 寒さで遅れたが今年もきれい 梅2022のページ

スーパーで買って来た恵方巻 たくましい商売が年々大きくなってくる

スーパーで買って来た恵方巻 たくましい商売が年々大きくなってくる

2月3日は節分の日。子供頃は「福は内、鬼は外」と豆まきをしたが、立ったままどこかの方角を見て太巻きを丸かじりした覚えもなく、聞いたこともない。まったくいい加減な恵方巻で、コンビニの社員か海苔の組合が広めたということらしい。確かに大阪の一部にそのような習慣があったようだが、こんなことではないだろう。NHKニュースで歴史ある恵方巻のような言い方をして、福がくると断言していた。何時しかそれが当たり前になるようなことの一例だ。緑寿や孫の日もそうだろう。

そうは言うものの、一大イベントだ。当日の新聞折り込み広告には、百貨店、スーパーの恵方巻が所狭しと載っている。お値段も何千円なんていうとんでもないものまでで、とにかくたいへんな商戦で、クリスマスケーキを上回りそうだ。

同じ節分の食べもので正統派のイワシ 塩焼きがうまい

同じ節分の食べもので正統派のイワシ 塩焼きがうまい

ケーキは晩ご飯にならないが、恵方巻はとりあえず晩ご飯になるからか。古くから言われるイワシの塩焼きを食べたが、冬の大きな脂がのったイワシ無病息災だそうで、昔から食したのは、間違いないようだ。まあ、ばかばかしいなどとは言うものの、嫌いなものではないので、しっかりと海苔巻きを食べたものの、立って丸かじりはちょっと……。

byPixabay

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そうこうしているとオリンピックが始まった。日本も強くなった。団体戦の緊張感は凄い。喜んで笑っても 悔しくて泣いても 団体戦は人間味があると思い、いろんな競技の団体戦を見た。リレーで仲間が待っているゴールに入るのは、嬉しいのでしょう。転げまわる程に身体全体で嬉しさを表現しているのは、見ているものに感動を与える。

スキーのアルペン競技だけは、日本は苦手なようだ。アルプスの山々を囲んだヨーロッパの周辺諸国の選手の戦いだ。特に、130Km/h以上のスピードで山の頂上から飛んでくる滑降は、Downhillと言われるだけに迫力が違う。そこに立てないくらいの角度の斜面を落っこちていくようなもので、その先が見えない崖に100km以上で飛び込んでいく勇気は何に支えられるのだろう。屈強な男は勿論ながら、金髪のポニーテールヘルメットからなびかせて、飛び込んでいく女性は……、いやはやまいった。それに日本が活躍したジャンプや、アルペン競技以外の空中を飛び交うスキーにスノーボード、とにかく冬のオリンピック競技は、とてつもない勇気の塊にならないとできないものばかりだ。凄い。

ホームセンターのお掃除ロボット 正確に動き、まじめに働いている 感心

ホームセンターのお掃除ロボット 正確に動き、まじめに働いている 感心

ホームセンターに買い物に行った。ふと、私の後側横の通路から何かが出てきた。そして、私を見つけ、ジーッと見ているように動きを止めている。お掃除ロボットだ。家庭のとは違う大きさで、結構な存在感がある。動きを止めているのは、センサーで私を見て、安全な距離を保っているようで、小さく僅かな音でピーッピーッとアラームの音が聞こえる。歩き始め、距離が確保されると、再び仕事を始めた。仕事の邪魔をしたらいけないので、横通路に曲がったが、一生懸命に掃除をしながら進んで行った。ジーッと止まり様子をうかがっている姿が、何ともかわいらしい。

余程にしっかりと作られているのだろう。営業時間に仕事をさせられるほどだから、安全なロボットで文句も言わずにせっせと働いてくれ、もう僅かな時間のうちに、あちらこちらでこんなかわいらしい働き者が出てくるのだろう。

byPixabay

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本を読んでいたら「素数」と言う言葉に再開した。「1より大きい整数で、1と自分自身でしか割り切れない数」いうことだが、人類が高等数学を持っている証だそうで、数学を学んだ後に出合はなかった。例えば、2,5,7,11,13,17…で、確かに延々とこの素数は存在する。

何に使うのかと思った。、暗号の元になるそうで、いろいろな暗号があるが、我々の個人情報を保護するプログラムにも利用されているということだが、あまりにも難しいことばかりなので、それ以上考えると熱が出て、寝付けなくなりそうだ。でも、本物の頭の良い人は、難しい話をやさしく教えてくれる話を見つけた。それが蝉だ。蝉は、地上で孵化すると地中に入り、5-17年もの長い期間地中生活をして、繁殖のために地上に出てくる。成虫は地上で、2週間で死ぬそうだが、その繁殖が問題で雑種は蝉では存在しないそうで、孵化しないと。その確率を減らすために、成虫になるタイミングをずらすために地中生活を素数年にしていると先生方が言われます。蝉自身で、絶滅を防止するために素数を利用しているそうで、誰が蝉に教えたのであろうか。

なんやら、良くわからないながらも意外に興味を持った。素数を知っているだけで何か得をすることがあるんではないかと思わせるような、非日常の興味が芽生えた。また、考えてみたい。

思いついたこと、日常でのちょっとしたこと、日々の出来事などをmini版で書いています。何気なく生活していると、心躍ることや残ることが出てくるもので、それを文字にしてみたく始めました。