戦後まもなく生まれた姫路駅の駅のそば屋
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akiramaの日々のいろいろ Daily Happening。テーマは、「まねきのえきそば」
まねき食品という明治時代から国鉄姫路駅で駅弁を販売してきた会社が、終戦後、中華そば麺のような黄色い麺の和そばを駅で販売し始め、営々脈々と現代も続いている駅の蕎麦です。
ホームに立ちそば店舗があり、平成の時代に、姫路発岡山行きの普通列車でえきそばを持込んで食べた覚えがあります。今でも列車な持込できるかはわかりませんが、当時は楽しい旅をしました。
1949年(昭和24年)誕生の「えきそば」
終戦後、何もない混乱期に統制品であった小麦粉の替わりにこんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売、その後試行錯誤の結果現在のかんすい入りの、中華麺に和風だしというミスマッチの商品が誕生しました。昭和24年10月19日に「えきそば」と名付けられ、立ち売りの販売方法をへてホーム上の売店へと発展してきました。
一般市場で、うどんが一杯30円だった頃ふたの付いた瀬戸物容器付きで50円、容器は10円で引き取りました。
まねき食品株式会社HPより引用
姫路駅の構内やホーム、市内にも店舗があり食事がえきそばでできます。それが、令和になって、姫路バイパスの別所PA(上下)にえきそば店ができあがり、出先のついでや、ドライブの朝ごはんに立ち寄っています。
姫路バイパスの別所PAのそば屋は、いわゆる高速パーキングの立ち食いそば店で、それなりに食べる機会もありましたが、いつのまにかセブンイレブンの無機質で、熱くない生ぬるいそば屋になってしまい、足が遠のきました。駅そばになったのを知らなかったのですが、気づいたら嬉しかったです。
なんということのない黄色い和風だしの変ったそばで、簡単に言えば、中華麺で和そばを作ったようなものですが、天ぷらとキツネがあり、なんとなく食べたくなるそばです。
最近の汁物は、一応に熱くなくぬるい眠たい温度です。なんでもスプーンで食べるようになり、そうなったのかもと思ってしまう生ぬるさです。老舗のお茶漬けの素メーカーのCMでも、お茶漬けをスプーンで食べています。お茶漬けをですよ。それもスプーンをまっすぐに口に入れてまっすぐに口から出す食べ方ですから、熱ければやけどしますので、なんでも温くなったのでしょうか。
老舗の立ちそば屋さんは、熱いそばをフーフーして食べるからこそと思います。えきそばも熱い。
しかし、駅の立ち食いそば屋さんが減りましたね。以前にあったホームや構内の立ち食いそば屋が激減です。これも時代なんでしょうか。
播州姫路かなり多くの方々が知っている馴染みで、食べてみて昔を感じることのできる、長い年月を作り続けた老舗の駅弁屋さんのおいしさを感じます。で、なかなかのお気に入りで、JR姫路駅や姫路バイパス別所PAに言ったら黄色いそばを食べてみてください。