レコードプレーヤー
初めてCDからの音楽を聴いた時、何も音がしないスピーカーからいきなりドーンと来たという感じで、ただただひたすらに凄いものだと思いました。
それまでは、レコードを聴いていて、ハリがレコードに接触する音やら、そのハリとレコードとの摩擦音のわずかな音が、スピーカーから聞こえていたのですが、何もないところからいきなりドカーンですから当時CDにはびっくりしました。
それまで聴いていたレコードは、処分したものもありましたが、現在50枚ほど30年くらいの間、家の片隅で寝ていました。
聞きたいなとは思いましたが、レコードプレーヤーがもうありません。欲しい欲しいと思ううちに今回買ってしまいました。
このDENON DP200USBのプレーヤーは、プレーヤーとしては低価格帯ですが、レコードの音源をMP3に変換して、USBメモリーに保存できます。そうなれば、MP3音楽ファイルをポータブルオーディオに、ディスクにも入れて、現代の様々なオーディオシステムで聞くことができます。そうです。RADIKOOLに記した12時間ディスクも作成できます。
MP3に変換できれば外に持ち出すことができるので、素晴らしいことだと思います。大音量で聞くのではなく、小さめな音で静かに奏でているのが、柔らかい音質で奏でるレコードで聞く良さを引き出してくれるようです。
30年ぶりに聞くレーコード。懐かしい音で、とても優しい音ですね。アナログのしんなりした音が心をいやしてくれるようです。
当時のCDのインパクトある印象のドカーンにはなかったものです。
アナログ感覚に刺激され、プレーヤー含めたオーディオ用の棚を作り、プレーヤー用の照明をLEDではなく蛍光灯照明のナイトランプになる小さい電球で作りました。
レコード片面約20分の演奏時間ですので、その度にレコードを裏返す作業がつきまといますが、これもレコードの楽しみのひとつなのでしょう。古くなったレコードジャケットを見ながら思い出を浮かべ、古いのは40年以上も前ですので感慨深いものがあります。
古い過去の演奏のCDは、何回も使用され随分と消耗しているレコードの原盤をもとにCD化されているものも少なくなく、むしろCDの方が音質が悪くなっているものもあるんだと聞いたことがあります。でも、現代の技術は、その音質の低下も克服しているのでしょうが、レコードの時代の曲は、レコードをもとにCD化されているのですから当然だと思います。残されたレコードは、大事にしなくてはなりませんね。
サンタナやディープパープルの派手系も懐かしいし、現役当時のシナトラのニューヨークライブやオスカーピーターソンを聞くと、少々様々なことを考えてしまいます。30-40年前のレコードですから、当然ながらお亡くなりになられた方々が多いわけですが、それが現役当時の録音のまま市販されていたのですから、うれしいものが蘇りました。お亡くなりになられたスーパースターが現役時代に録音製作された音源ですので、考えると宝物です。
いずれの機会にレコードの紹介をするサイトを作ってみます。