エッセイ 宇宙へ飛び立つ空港は「宇宙港」

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 akiramaの日々のいろいろなエッセイ

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宇宙に飛び立つ港というか、ターミナルは「宇宙港」なのか。航空機に乗り、地球上を移動する発着点は空港だから宇宙港だろう。

日本のロケット発射場で有名なのは、種子島と内之浦の2か所。最近何かと話題になるのが、北海道大樹町のインターステラテクノロジズの発射場だ。堀江貴文氏が創設した会社で、MOMOロケットを打ち上げて、令和になってすぐの2019年5月4日、MOMO3号機が日本初の民間企業として宇宙空間到達に成功した。そして、コロナ禍の先日2020年6月14日のMOMO5号機が打ち上げされたが、残念なことに失敗に終わった。

竹とんぼを飛ばすのではなく、高度100kmを超える宇宙空間に達するのだから、素人考えにも計り知れない。それにしても夢のある話で、宇宙へ行くというのは、人類のたいへん大きな夢のひとつだろう。

日本人が大地が球形であると知ったのは、戦国時代にヨーロッパ人宣教師から教えられたとされているが、まだ500年ほど前だ。明治時代になっても、信じない人がいたそうだから、宇宙へ行くなんてとんでもないことだろう。

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人類が宇宙へ行くようになると、現代の空港のようにチケットカウンターがあって、宇宙港を出発するようになるのだろうか。各地行きのロケットが並んでいる駐機場があり、はるか彼方に飛んでいくのだろうか。まさか紙のチケットが存在するとは思えないが、想像してしまう。

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行先は、「月」「火星」「ほにゃらら星雲」「ホンダラッタ星」と表示されているのか。そこには、ほにゃらら星雲から来た旅人もいるのだろうか。スター・ウォーズやMIBの世界である。

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地球が真っ平と考えて疑わなかった時代に、今の時代を想像できたわけもなく、それでもそれからたったの500年でしかない。その旅に向けて、人類は今どのくらい進んだんだろう。限りの無い広大な宇宙に、地球上の人類以外が存在しているかどうかもわからないくらいだから、どれほどのものでもないくらいだろう。

2003年4月7日は、あの手塚治虫氏が作成された「鉄腕アトム」の誕生日だ。白黒テレビの時代の1950-60年代に作成されたアニメで、この想定はロボットの進化を四半世紀はずれていない、氏の推察の見事さを改めて感銘する。だから、いずれは、JLmoon001便月行きが出発するのは、そんなに遠くないと思いたいが、ライト兄弟の飛行機が飛んでから、まだ100年と少々。とすると、この先100年とはいかないかな。

閑話休題。宇宙事業そのものが莫大な事業であり、想像をはるかに超えるビジネスだろう。その手前のまだ始まったばかりの民間企業の事業でも、宇宙港は、大きな経済効果を生み出すだろう。北海道大樹町なのか、どの地域かかわからないが、発射実験場から宇宙港の最初の一歩が動き始めれば、様々な企業が拠点展開して、人口は増え、その人たちの生活を支える事業が出来上がり、歴史町のひとつ商港町のようになっていくのかもしれない。そして、宇宙への民間企業の動きが事業化していき、途方もないその先まで考えたら、とんでもない発展が待っている。

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6月14日に打ち上げた動画を見るとひときわ目立ったのが、「モノタロウ」看板だと思った人も少なくないだろう。これが、大手メーカーやIT産業だとあーそうですかとなるものの、町工場に欠かせないモノタロウだと、これまた平たいレベルでの宇宙港の経済効果を感じるものがあった。民間企業の宇宙事業を支える宇宙港を最初に生み出す町はどこだろう。10年、25年、50年、100年という単位で進化するだろうし、生産拠点を海外に流出してしまったmade in Japanが力を取り戻せるのは、宇宙かもしれないなんて、考えながら夜な夜な過ごすと、とても面白い。

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MOMO5号機の発射は、コロナ禍で観客制限をされたようだ。致し方ないことだが、多くの観客の前で続々とMOMOが宇宙へ飛んで行き、その観客が集まるのも宇宙事業の一端だろうし、声援もパワーアップの源だが、コロナ禍の影響はこんなところにもあったようだ。

現在のJL001便は、SFO-HND サンフランシスコ発羽田行。それが、JLmoon001便 月行きになる頃、私の何代先のことかわからないが、必ずその時代が来るだろう