城崎温泉駅往復のディーゼル音を聞く旅
akirama行きたい 鉄道の旅
国鉄時代の生き残りキハ40系気動車。首都圏色の生き残りのキハ40と希少な41が走る播但線非電化区間。本州東端の生息地で、非力なディーゼルエンジンを唸らし兵庫県の分水嶺のひとつ生野峠を越えていきます。キハ40が播磨から但馬の景観に馴染む四季の移り変わりを見るのが楽しく、足を運びます。
今回は、城崎温泉駅に着いてすぐに折り返しです。温泉に行くのでなく、①キハ40に長く乗っていたい ②城崎温泉駅で駅弁を買う が目的です。城崎温泉駅で「カニの駅弁」と「清酒香住鶴」のワンカップ買って再び乗り込みます。
〇青春18きっぷ
〇キハ40系、103系に乗って楽し
〇数少ない駅弁販売駅
〇行程
〇あとがき
青春18きっぷ
春 夏 冬休みの期間に12,050円/1枚で、日付の変わらない0時から24時まで、JR線の普通列車快速列車に乗り放題です。5回/日/人で、1人で5日間か複数人延べ5回/人乗るか自由です。基本JR線のみですが、新幹線開業で一部例外区間もあるので、年々と小難しくなっています。
筋金入りの「鉄」が付箋だらけの時刻表を持ち、1日で一気にどこまで行くかと知恵を絞り乗ったというのが往年ですが、近年ではグループ旅行の集団切符化して、「鉄」の影が薄くなってきているようです。青春18きっぷどころか玄冬70きっぷの感です。グループ旅行が集中すると乗車人員が多くなり、ローカル線の1両に満員!都市部の地下鉄です。言い換えれば、それだけ人気のある12,050円で1回2,410円は格安、何でも値上げの世の中に価値あるチケットです。
キハ40系、103系に乗って楽し
播但線は姫路和田山間、途中寺前から非電化区間でキハ40系の生息域です。姫路からもレトロな103系、これ自体もレアものですが,目的は寺前からのディーゼル音です。1225Dは、山陰本線に入り城崎温泉駅まで走る僅かな75km 2時間ほどのローカルな乗り旅です。
そして、城崎温泉駅で折り返し車両が豊岡行になり、それで復路とするまったくの乗り鉄です。特急車両が、跨線橋の向こうホームなのに、昔でいう「温泉駅特急ホーム」いわゆる改札前で発着は、愉快です。
帰路は、折り返しのキハ40で豊岡。ここで、普通の電車で和田山へリレー。和田山からキハ41で再びディーゼル音が戻り、生野越えは唸りっぱなしの非力。長谷で途中下車。第二市川橋梁の桜を見に行くと、まだつぼみ固し。満開の桜とキハは、どうやら4月第二週と予測。次列車は、うみやまむすび号が来て、始めて乗りました。寺前から103系で帰路につきました。
寺前から城崎経由の寺前が、今回のメインディッシュです。
数少ない駅弁販売駅
浜坂名物のかに寿しを買ったら、それは名前で製造は神戸の淡路屋で、何かむなしいです。兵庫県内での駅弁のある駅は、新幹線停車駅、姫路駅(まねき食品の牙城で、姫路の駅弁がある)、和田山(地元の弁当屋)、今回の城崎温泉と神戸も淡路屋です。神戸関連は、淡路屋の販売圏ですが、まさかカニまでもでしたが、おいしかったです。
駅売店のCVS化ですから、弁当は売っていますが7-11弁当。JRは、合理化利益確保で、日本の文化を消し去るようです。
行程
姫路 5603M 6:20-7:03 寺前 1225D 7:26-9:22 城崎温泉 166D 9:53-10:05 豊岡 850M 10:16-11:00 和田山 228D 11:11-12:02 長谷 230D 13:23-13:30 寺前 5640M 13:32-14:19 姫路
長谷は、単純に桜を見に途中下車 後日の結果→ 播但線桜のキハ40系探索 のページ
同業者が少なく感じますが、豊岡で中学生の同業者発見。今日中ギリギリで、東京中央線の自宅への帰路だそうだ。下関まで東京から向かい、その後、山陰山陽をジグザグしながら3日目の昼前に豊岡。若いっていいな。こういう若者が青春18きっぷで、日本各地を旅をして、随分学んだことがあったでしょう。次も頑張れ。
11時過ぎの竹田駅は前降り無視の大混雑、帰りのうみやまむすびの空席は荷物置き場で埋まり睨む、というマナーの集団玄冬70きっぷの方々に巻き込まれないための策。〇 春(3月後半から)は陽気が良いので増殖する。〇 観光地に行かない(今回は竹田城 城崎)。〇 初発から朝早い時間帯は、グループなのでいない。〇 快速指定券が使用できれば惜しまない(例Aシートなど) 〇 夏(酷暑)は苦手で比較的に少ない(春冬は適温増殖)
あとがき
青春18きっぷ握って、キハ40系に凡そ3時間乗っていました。ディーゼル音に包まれて、硬い直立シートから車窓から春の景観を見て、ビールを飲む旅。久しぶりに乗るだけの楽しみで乗りました。
反省は、香住鶴のワンカップをもっとたくさん買って来ればよかった……です。4合瓶はこちらでも売っていますが、ワンカップはなく、これは大事。鉄道の旅では、車とは違いアルコールOKですから、下手なおみやげより地方地方のこれがなによりです。