貨物列車 長大編成をけん引の機関車 盛夏の山陽本線 その1 Vol.3

真夏の暑さに負けずに長大編成を走らせる

 akirama 鉄道散歩 四季の自然を走る機関車けん引

EF210-361 下り55レ 福山通運専用列車 夏の風景です

EF210-361 下り55レ 福山通運専用列車 夏の風景です

最大26両編成、積荷重量650t 編成総重量1200-1300tの巨大な貨物列車。時速100km/hで日本の大動脈を突っ走ります。最新型のJR時代の電気機関車のけん引されていますが、ここでもわずかに国鉄時代のEF2桁の強者が残っています。まずは、圧倒的多数を誇る主力 EF210型電気機関車が走る沿線四季を追いかけます。そして、古き強者に会えるチャンスを探します。

〇 山陽本線 上郡周辺
〇 あとがき

 山陽本線 上郡周辺

駐車場所も見つけて、住民諸氏に迷惑をかけないスポットをいくつか発見しました。ここ、山陽本線兵庫県内西端の上郡周辺は、四季折々の景観を味わいながら、鯰峠を大きく迂回して船坂峠に谷合から徐々に勾配をつけて、船坂越えを力いっぱいにノッチを入れて唸りながら加速をさせる、また、坂を下る上り列車は、回生ブレーキで速度を抑制しながらそろりそろりと走ってくる姿が見れます。古い115系でも軽いモーター音で、さらにキハ187系スーパーいなばなど編成出力1800ps(2両)でギアをオーバートップで吹っ飛んで登りますが、貨物との重さの違いです。

初夏、麦秋の畑だったのは、枝豆畑になり、田植え前の水田は、勢いよく成長する稲が太陽に向かっています。定点観測のように四季を1年見つめ景観が美しく変化するのを眺めていきます。

今回は、酷暑の日々となった盛夏の里山。さすがに9時を過ぎると日差しが強くなり、夏の炎天下の手強さを感じました。当日は、日曜でしたので、いわゆる物流の休日運休ダイヤで、本数も積載も少なかったようです。

上り1070レ EF210-145 長大編成もスカスカの積載でカラ回送の様相

上り1070レ EF210-145 長大編成もスカスカの積載でカラ回送の様相

力いっぱいで船坂峠を登って行く EF210-305 下り5057レ

力いっぱいで船坂峠を登って行く EF210-305 下り5057レ

EF210-300番台上り3050レがそろそろとゆっくり降りて来た

EF210-300番台上り3050レがそろそろとゆっくり降りて来た

EF210-318 下り62レ 満載のはずの優等列車も休日積載

EF210-318 下り62レ 満載のはずの優等列車も休日積載

田んぼのカエルを狙うシロサギか 強い日差しが照る

田んぼのカエルを狙うシロサギか 強い日差しが照る

EF210-8 下り5055レ 麦畑は枝豆畑にかわり初秋の収穫を待つ

EF210-8 下り5055レ 麦畑は枝豆畑にかわり初秋の収穫を待つ

EF210-115 下り1053レが、力いっぱい加速をして、勾配へと向かう

EF210-115 下り1053レが、力いっぱい加速をして、勾配へと向かう

EF210-7 上り1050レ 下り坂もひと段落で平坦地の加速をして行く

EF210-7 上り1050レ 下り坂もひと段落で平坦地の加速をして行く

EF210-7 上り1050レ 長いよ。全景では機関車は豆粒のように小さい

EF210-7 上り1050レ 長いよ。全景では機関車は豆粒のように小さい

 あとがき

夏の空は、強い光で輝くような青空に白い雲が主役のようにも感じますが、暑くへばります。10時半ごろ通過のEF510まではと思いましたが、次回順延です。

初めての日は、セノハチ300番台はレアものかと思っていましたが、山陽本線の運用ではフル稼働しているように、毎回相応数が走ってきます。へーそうなんだ……です。日曜なので、随分コンテナ積載数が少なく、機関車単機で走っているように映るのも少なくありません。やはり、みっちりとコンテナ積載で走っている力強さがいいですね。