播磨 日笠山 縦走路ハイキングで桜開花前の低山を歩く

まもなく桜開花 日笠山の半日ハイク

 akiramaハイキング 春の日差しを歩く

私のハイキングは、山へ登るようなことはめったになく、水勾配の道路を歩くのも抵抗を感じる程ながら、たまには山も歩きたいという衝動にかられ、春の空の下、暖かい朝の空気に包まれて、まもなく桜がきれいに咲く、日笠山縦走路を適度なアップダウンを繰り返しながら歩きました。山にも春が訪れて、いろいろな地味な花が精一杯着飾ったように静かに咲き始めていました。5月の新緑の季節までの山歩きは、楽しいハイキングができます。

いつもの鉄道沿線や街中ハイキングとは違う、1日でした。

日笠山全景 桜のつぼみに色が出てきている

日笠山全景 桜のつぼみに色が出てきている

日笠山縦走路に掲示地図

日笠山縦走路に掲示地図(拡大)

この地図は、北脇 一本松・亀岩ルートに色付けをされています。日笠山縦走路を進み、北浜峠までの区間のルートには色付けがされていません。掲示されていたのは、一本松山の分岐点です。

 目次

○ 日笠山はどんなところ

○ 歩いてみましょう

○ アクセス

○ あとがき

 日笠山はどんなところ

山陽電車大塩駅と曽根駅の中間に位置した、街の横にある小高い山で景観もすばらしく、遠くは淡路島や家島諸島が見渡せ、瀬戸内の風光明媚なたたずまいを見せてくれます。

ボタン桜の名所として知られ、シーズンともなると大勢の人々が訪れます。約1,000本のソメイヨシノ、ボタン桜は、見事に咲き誇り、ふもとから見ると山を桜色に染めています。

今回の最高点は、130mをでした。それでも縦走路を行けば、300m位は昇ったようです。そんな私はこれが限界の低山ハイキングが簡単にできるのが、日笠山の楽しみ方ですね。

コースは、明確に整備されていて、分岐点には多くの行先表示板や上記のような地図が掲示されているコースです。また、登山口は東西南北に数多くあり、様々な場所から昇って行き、縦走ができます。

そうは言っても山ですので、地図をお持ちいただき、ハイキングの基本的な装備でお出かけください。

 歩いてみましょう

日笠山ハイキング大塩コースの入口

日笠山ハイキング大塩コースの入口

9:07 大塩ハイキングコースをスタート。ここから、日笠山頂上の日笠山公園に登ります。

日笠山公園の1000本桜

日笠山公園の1000本桜、まもなく開花

日笠山公園周辺は、大塩のじぎく愛好の方々が整備している。桜が満開になると、それは素晴らしい景観で、桜の合間から播磨灘が見えます。山上は、標高60m。

日笠山縦走路最初に夫婦岩

夫婦岩 どこから出てきたのかと思う

日笠山公園から縦走路をスタート。夫婦岩と呼ばれる岩。

起き上がり古木の表示

起き上がり古木の表示

9:43 起き上がり古木。平成16年の台風23号の強風で倒れ、1年半後の春一番の強風で起き上がったと言われ、支木で修復されています。古木というほど古い木ではないです。

起き上がり古木

起き上がり古木 1年半後に木が立ち上がったという

日笠山縦走路馬坂峠の十字路

日笠山縦走路馬坂峠の十字路

9:48 起き上がり古木から下り、馬坂峠の十字路。右側から降りてきて、左側へ登って行きます。真ん中は舗装路の馬坂峠。

馬坂峠から昇っていくと37番高圧線鉄塔

馬坂峠から昇っていくと37番高圧線鉄塔

9:56 37番高圧線鉄塔。付近に36番鉄塔への送電線巡視路の入口とおもわれるものがあり、巡視路を歩くマニアもいるそうで、楽しみは様々です。

大塩山城跡

大塩山城跡

10:06 大塩山城跡。この石組は当時のものか?羽柴秀吉に一撃を食らったのでしょう。

友愛の山小屋と名付けられている

友愛の山小屋と名付けられている

的形海岸方面の景観

的形海岸方面の景観

的形海岸方面の景観林に遮られながらも、時折見せる山の南北の景観に見とれる。春霞がなく、クリアな空気だと素晴らしい眺めが各所にあります。

縦走路の開けた休憩所 六本松山

縦走路の開けた休憩所 六本松山

縦走路の息切れ坂を下る

縦走路の息切れ坂を下る

息切れ坂を下るが、それなりに足を踏ん張っていないとならなく、登りたくない勾配です。

日笠山縦走路2番目の峠の交差点、北浜峠 北浜トンネルの上

日笠山縦走路2番目の峠の交差点、北浜峠 北浜トンネルの上

10:21 北浜峠で、2番目の峠の交差点。北浜トンネルの上にあり、登りたくない息切れ坂を下ると北浜峠。左へ行くと北浜トンネルに降りれるようです。さらに縦走路を進み、一本松、亀岩、起き上がり巨木を目指す。先ほどの馬坂峠は舗装路で行き交う地元の方もいますが、ここは、トンネルもできたので生活では使われなくなった道でしょう。

北浜峠交差点を一本松方面ヘ

北浜峠交差点を一本松方面の急坂

日笠山縦走路一本松

随分とかわいらしい一本松

10:45 登りきると一本松が登場。黄色い名札がついているので間違いないでしょうが、思うよりかわいらしい松の木でした。一本松山への分岐点がありますが、このまま亀岩を目指します。この周辺が、標高130mでした。

亀岩 突き出た巨岩

亀岩 突き出た巨岩

10:53 亀岩に到着。横から見ると、この岩は突き出ていて、なるほど亀のようです。ここで、お弁当タイムにして休憩。小休止をしながら歩いていたので、ずいぶん時間がかかりましたが、このくらいのペースが、いろいろ見ながら楽しめます。

この岩の上でお弁当を食べましが、後から考えると、背筋が寒いちょっと怖い場所です。

起き上がり巨木

起き上がり巨木

11:18 亀岩の先すぐに今度は、起き上がり巨木。巨木というほど大きくないが、平成29年の台風20号の強風で倒れ、翌年の春一番で起き上がったという。自然とはすごいものですね。

このような表示が分岐点にはある

このような表示が分岐点にはある

11:23 起き上がり巨木先の分岐点。さらに先を目指す道もあるが、半日ハイクで大塩駅に戻るにはベストな道なので、北脇方面へ左に進み下山ルートに行きます。

下山をして里山に出る

下山をして里山に出る

縦走路終了 雨乞いの道登り口

縦走路終了 雨乞いの道登り口

雨乞いの道登り口に下り、縦走が終了。ここから逆に日笠山公園を目指すことも勿論できます。そうすると同じコースでも、見え方や歩き方が随分違うものになるのでしょう。

ここから、民家集落を大塩駅まで30分の距離です。

 アクセス

 山陽電車 大塩駅下車
ハイキングコース入口まで 800m 10分

 車は、国道250号線経由で、大塩駅へ
駐車場:大塩駅周辺に有料駐車場有

地図は、2万5千分の1地形図「加古川」参照してください。

 あとがき

登山となると厳しいくても、こんな低山の縦走路ハイキングは、登山気分を味わいながら3時間ほどで駅に戻れます。途中でお弁当休憩入れても、手ごろな半日ハイクです。

整備された手ごろなコースですが、時折見せる急坂には、驚きながらも靴紐ぎゅっと締めての上り下りです。それでも、ゆっくりと焦らないで歩いて、この時間です。登山に慣れた人ならば、半分の時間で踏破できるでしょう。

花が咲いたら日笠山1000本桜は見たいです。

13,500歩でした。10kmほどでした。それでも平地の街歩きハイクではないので、何と言っても、足の筋肉の脂肪分が大きく抜けましたし、晩ご飯のビールが最高ですね。暖かくなってきたので、春のハイキングは楽しい一日です。ぜひ、歩いてみましょう。