讃岐うどんを食べに香川に行く 青春18きっぷの旅 1-2024/03

やたらと讃岐うどんが食べたく高松へ向かう

 akirama行きたい鉄道旅

縦縦横横時々斜めに大きく揺れる113系 18きっぷの定番だ

縦縦横横時々斜めに大きく揺れる113系 18きっぷの定番だ

春の空の下、青春18きっぷを握って、各駅停車普通列車で瀬戸大橋を渡って香川県へ向かい、讃岐うどんをおなかいっぱいに食べに行きました。うどん2店の梯子に、栗林公園の良く手入れをされた庭園を拝見。再び、列車に揺られ、乗り換えながら帰ってきた、日帰り旅行です。

○青春18きっぷ
○記憶に残っていた村落の中のうどん店
〇栗林公園
〇2店めのうどん
〇行程
○あとがき

 青春18きっぷ

春 夏 冬休みの期間に12,050円/1枚で、日付の変わらない0時から24時まで、JR線の普通列車快速列車に乗り放題です。5回/日/人で、1人で5日間か複数人延べ5回/人乗るか自由です。基本JR線のみですが、一部例外区間もあるので、年々と小難しくなっています。

筋金入りの「鉄」が付箋だらけの時刻表を持ち、1日で一気にどこまで行くかと知恵を絞り乗ったというのが往年ですが、近年ではグループ旅行の集団切符化して、「鉄」の影が薄くなってきているようです。青春18きっぷどころか玄冬70きっぷの感です。グループ旅行が集中すると乗車人員が多くなり、ローカル線の1両に満員!都市部の地下鉄です。

それでも、12,050円で1回2,410円は格安、何でも値上げの世の中に価値あるきっぷです。

その日1日がフリーパスになる 制約も多いが、楽しい旅のチケットだ

その日1日がフリーパスになる 制約も多いが、楽しい旅のチケットだ

 記憶に残っていた村落の中のうどん屋

10年以上も前に高松の知人に案内された村落の中の1軒のうどん屋、でかい釜で茹で上げたうどんと揚げたての天ぷらが懐かしく、記憶必死に呼び戻して向かった。岡山から快速で四国へ向かい、普通に乗り換えて坂出市のうどん屋。8時半から営業で、現着8時40分くらいだからまだ空いているだろうと行くと、向こうの駐車場は数十台の車、うどん屋の前は100人以上は並んでいる……。これは、どう見ても夜明けから並んでいる様相。見ただけで、古い思い出は消え去り、萎えてしまいました。店は昔のままですから入りきらないし、信じられない光景を見て、早々に後戻りで、とぼとぼと駅に戻りました。

朝ごはんを調整しながらたどり着いたのでお腹減ったし、駅に向かう途中のロードサイドのうどん屋さんに入りました。なんの、ここでも讃岐うどんはおいしいのです。SNSに載らないうどん屋さんはたくさんあります。

でも、朝からのあの人混みは、萎えました。教訓:有名なところは行かない。

朝日に輝く瀬戸内海をいくつもの橋で四国へ渡る

朝日に輝く瀬戸内海をいくつもの橋で四国へ渡る

長蛇100人どころではない列で萎えた 人物配慮で画像を暗くしました

長蛇100人どころではない列で萎えた 人物配慮で画像を暗くしました

1軒目のロードサイドのうどん店 おいしくたっぷり頂きました

1軒目のロードサイドのうどん店 おいしくたっぷり頂きました

 栗林公園

普通列車で高松駅に向かいます。携行のビールを飲みながらうどんでいっぱいになったお腹をさすり、また鉄道旅です。高松駅に10時半頃に着いた列車、有人改札に高齢者の渋滞。なんと皆18きっぷで、東アジアみたいでした。明るくなってからの関西発でしょう。

高徳線で栗林公園へ向かいます。四国は、気動車天国で野太い音で快走、なんとキハ185が特急編成で出発待ちです。

栗林公園は、江戸時代初期からの大名庭園、湧水の池と数多くの木々で造られ、その数1000本を超える松の手入れが素晴らしく、2回目の訪れです。特に古いままの南庭は価値ある景観で、ゆっくりたっぷり手入れの行き届いた庭園の散策は、次なるうどん店へお腹を減らします。

栗林公園の盆栽を大きくしたような背の松並木

栗林公園の盆栽を大きくしたような背の松並木

錦鯉がたくさん寄ってきた よく見ると鯰も一緒にエサパク

錦鯉がたくさん寄ってきた よく見ると鯰も一緒にエサパク

肩の力が抜けるような庭園 左の山も庭園の一部

肩の力が抜けるような庭園 左の山も庭園の一部

頭上が赤く、身体は白い鯉 丹頂という種だそうだ

頭上が赤く、身体は白い鯉 丹頂という種だそうだ

 2店目のうどん

栗林公園をあとに再び高松駅に向かい、途中で街中のうどん店へ入ります。朝は、1.5玉の中、今度は2玉の大を食べます。天ぷらのっけて熱いうどんを一気に食っていきますが、噛むというより飲んでいる感じになってしまいます。讃岐うどんはのどで喰うと聞いたことありますが、うどんは決して消化の良いものではなく、消化に時間のかかるものと承知ください。

1軒目2軒目のうどんも出汁も天ぷらも味が違います。うどんの麺がつるっとしているかいないかも微妙に違い、店主の手作り勝負どころでしょう。

個人的には、朝のロードサイド店の方がすべてに美味かったです。これは、それぞれ見極めてください。まあ、讃岐に行くならばうどん屋の梯子は必須です。

二軒目のうどん 2玉も難なく食べられるおいしさ

二軒目のうどん 2玉も難なく食べられるおいしさ

 行程

明石市内から播州赤穂行きの始発で夜明け前に出発。播州赤穂で福山行113系に乗換、東岡山でさらに乗換岡山に到着。この乗換が数分の短縮を生み、岡山での高松行乗換のバッファを作ります。こういうのは、結構大事なタイミングで、時刻表をチェックしないとwebだけでは難しいです。

帰路は、高松-岡山は一気に快速、岡山から相生行だが、出発間近の乗換のため座席確保に困難。大都市圏と違い、堂々と座席に荷物を置いて居眠りが常なので、ひるまず声をかけ座る。中には踏みつぶしたガマガエルみたいのもいますが、ひるまない。相生から新快速で戻りました。春休み期間で混み合いもあり、乗換時間が短いと座席確保は困難になりました。

岡山高松の快速マリンライナーは、普通車指定席があるので、混雑予測の場合はweb予約しておくと気楽。ただし、青春18きっぷの場合、発券(紙)が必要と記されています。

高松行マリンライナー 速い早いで特急は不要だ

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高松港の小豆島行フェリー 以前は宇高連絡船がひっきりなしの大きな港

高松港の小豆島行フェリー 以前は宇高連絡船がひっきりなしの大きな港

 あとがき

うどんでお腹がいっぱい、栗林公園の景観を味わい、楽しい讃岐の日帰り旅行でした。

普通列車で乗換が多いですので、座ってしまえばのんびりです。時間も必要な鉄道旅ですから、のんべえは補給用燃料と食料が旅を楽しくさせます。ただし、普通列車はトイレが少ないので、車内のその位置の確認は必須条件です。

久しぶりの「乗り鉄」青春18きっぷの旅を復活させました。夏はどこへ行くかSKDです。