ノートパソコンのバッテリー、劣化を防ぐ最適な使用方法

ノートパソコンのバッテリーは、AC電源運用中は、どうしたらよいか。

ノートパソコンのバッテリー

ノートパソコンのバッテリーは、AC電源運用中は、どうしたらよいか。

スマホのバッテリーの寿命を長持ちさせたいならば、充電回数が少ない方が良い。これは、一般的に言われていることで、普通に気にしていました。

しかし、ノートパソコンを使用している時にバッテリーの寿命について、大きく考えていませんでしたが、ふと気になりました。

その疑問を解決させようとしましたが、これがマニュアルだと正解にたどり着きません。

調べてみると、各メーカーのマニュアルに明記されていることはないようです。私のノートPCもマニュアルに明記されていなく、「バッテリーを外す必要はありません。」と、それだけです。

バッテリーが劣化したら交換すればよいのだ。とすれば、まあ、それだけのことです。

2-3年で数千円のバッテリーを交換、ランニングコストなんですが、少しでも長持ちさせたいと思う気持ちも少なくありません。

自分なりに対処方法を見出したく、こんなことを考えました。

ノートパソコンのバッテリー

数千円のバッテリーだけど長持ちさせたい

 目次

・バッテリー劣化の大きな要因。

・バッテリーの寿命は何で決まる。

・そこで、私の運用は、こうしました。

・あとがき

 バッテリー劣化の大きな要因

 高温

バッテリーの温度が高い状態が続くと劣化が進みます。夏の直射日光は避けたい状況ですが、必ずバッテリーが温度を上げるのは充電時です。電気自動車には、バッテリー温度計が付いているほどです。

 フル充電状態

満タン状態は、使用時は安心ですが、満タン状態が続くと、バッテリーに負荷がかかり、おなかいっぱいで「フーフー」言っています。

これらがバッテリー劣化の大きな要因だそうです。

このふたつの状態が生じるのは、100%充電の時です。短いインターバルで使用するなら何の問題もないそうですが、そのまま保管や頻度の高い繰り返しは、劣化要因だそうです。

 バッテリーの寿命は何で決まる。

高温状態やフル充電状態の劣化要因に加えて、充電放電の回数で寿命は決まるということです。

充電回数何回で寿命? これは使用の環境によって変化しますので、マニュアルには明記されていません。通常の使用だと2-3年の寿命と言われています。

そうすると、バッテリーの温度が上昇するフル充電状態を必要以上に多くせず、充電回数を減らせば、バッテリーの元気な健康寿命が伸びることになります。もちろん、専門的には他の要因も大きく左右させるのでしょうが、僕のレベルではこれだけわかれば十分です。

バッテリーを搭載した状態で、AC電源接続すると、バッテリー充電状態がおおよそ90%以下だと自動的に充電されます。AC電源で運用していても、バッテリーは放電しますので、結構充電ランプがついています。

充電量90%ならば、ほとんどの場合充電の必要性はないにもかかわらず、AC電源+バッテリー搭載は、この不要な充電が繰り返されます。

これですね。必要とされていない充電で、劣化要因の高温と満タン状態作り出すのは、ここにありました。頼みもしないのに余計なことをするというのです。

ノートパソコンのバッテリーを外す

ノートパソコンのバッテリーの健康寿命は?

 そこで、私の運用は、こうしました。

  • 何日も持ち出すことのない使用時は、バッテリーを外して、AC電源のみで運用しています。
  • 持ち出す頻度が高い時は、バッテリー搭載状態のままです。
  • 持ち出しをする時は、出かける前にAC電源接続で充電して満タンにします。
  • 保管するバッテリーの充電状態は、50-60%がベストで、80%以上を避ける。
  • 充電状態100%での長時間保管は、一番良くなく、これはしない。

あとがき

この折衷案で、バッテリーの充放電回数は減少できるでしょうから、これもエコドライブです。

これで正解ではないかもしれませんが、脈絡が通じ、自分なりに納得できたことでした。しばらく、これで運用して様子を見ます。

ノートパソコンを長くて6-7年使用するとしたら、バッテリー交換は1-3回位ですから、1個数千円のバッテリーは、脱着などの手間が省けるランニングコストだと、考えるのも正解のひとつかもしれません。

ただし、この運用の場合、電源はACのみですので、コネクターが外れたり、停電の時は、容赦なく電源が落ちることになります。特にコネクター外れは、デスクトップにはない、考えられるアクシデントですので、気を付けるポイントです。交換済みのバッテリーがあれば、それをAC電源接続に使用することで、このリスクは回避できます。

機種によっては、バッテリーが外せない、外してはいけないというのもありますので、メーカーに確認してください。