真っ白な雪と朱5号のキハ40系はきれいに映える
akirama 鉄道散歩 キハ40系を四季の景観の中に見る

165D キハ47-5/139 香住駅を発車 次は鎧駅 矢田川橋梁を加速する
国鉄時代の生き残りキハ40系気動車。首都圏色の生き残りのキハ40と希少な41が走る播但線非電化区間。本州東端の生息地ですが、今日は雪景色の山陰本線の朱5号を見ます。
立春が過ぎた2月上旬、今冬一番の雪の日が訪れました。天気予報は、大雪大雪の連呼でしたが、出かける直前まで道路状況をチェックしていると、北近畿道も鳥取道も冬タイヤ規制のみ播但道は何もなし。ライブカメラも道路は真っ白、でも無茶をしなければ山陰へ向かえるようでした。まずは、超大列車もすっぽり撮れる香住の矢田川橋梁、さらに各所を周りたく余部まで向かうも、吹雪の視界が悪くなり、なかなかどうしての雪なので、今日はここまでです。
○ 山陰本線のキハ47
〇 余部橋梁 吹雪いてしまった
○ あとがき
山陰本線のキハ47
雪が降る日に来てみたかった矢田川橋梁です。下り列車は、鎧駅までの12‰超、さらにその先の15‰勾配を登り余部橋梁に向かうので、この直線で加速をしています。健気なキハ47はいつものレベルですが、キハ187の編成5400馬力で吹っ飛んでいきました。先日に播但線で四苦八苦だった「はなあかり」6連も全貌が撮れます。ただ、後部3連のはなあかりを強調するとなると、撮影場所の工夫が必要かもしれません。ただし、本日は木曜ではなあかり運休で、これまた残念です。
カニの季節で、はまかぜや城崎駅で特急接続旅客を途中駅で乗せるので、豊岡からこっち、普通列車は単行ではなく2連でキハ47が受け持っているようです。
道路も除雪がされてはいるものの、ジイがちょろちょろ動くのは危ないんです。踏切付近からは、香住駅での列車交換遠景が狙えるはずですが、それは雪の季節が終わってからです。だから、ほとんど同じ場所で撮っているので、少々面白みが少なくなります。また、香住から先の浜坂へは、へえこれだけ……と列車本数が減ります。

168D 城崎温泉行 キハ47-2/1093 「2」とは、年代物だ

168D 城崎温泉行 キハ47-2/1093 降り続きの雪を屋根に乗せているのも雪国

168D 城崎温泉行 キハ47-2/1093 白い中の朱色 これが好きです

165D キハ47-5/139 浜坂行 余部までの12‰15‰超勾配はきつかろう

165D キハ47-5/139 浜坂行 勾配に備えて加速するが、かわいらしい程度が健気だ

はまかぜ1号 鳥取行 編成5400馬力でフル加速を始めた 今や数少ない定期6連特急
余部橋梁 吹雪いてしまった
観光地化してしまった余部橋梁ですが、この雪ならば誰もいないだろうと向かいました。途中の鎧駅もかなりの興味でしたが、あの細道は無理でしょう。その小さな峠を越えて余部の谷へ入った途端、強い北風で吹雪いてきました。駅や展望所などとんでもなく、早々に香住へ戻りました。この季節の山陰地方、厳しい環境です。

吹雪初めの向こうに余部橋梁が見えて来た この谷の北風は強い

新余部橋梁 旧橋の南側に建設された この上が駅だ

吹雪いて視界が悪くなった 積雪も出て来たけれど、山陰道へ逃げ込む

2006年初夏の旧余部橋梁 キハ47が橋を渡る 明治に建設の大きな橋梁が立派
2006年の画像。キハ47普通列車が橋を渡ります。キハ58の最終の頃でしょうし、キハ181も9連で走り回っていた時代です。この後2010年から新橋供用です。1986年の大事故は、この橋の上からDD51牽引のお座敷列車14系客車7両が転落した大惨事でした。
あとがき
香住のスーパーで地物の魚を買い、さらに八鹿の道の駅で野菜を手に入れ、2日分の晩ごはんを但馬の食べものでおいしい思いができました。香住だとカニになりそうですが、本物はやたらに高くニセモノはやだし、でなく、日常的な魚をスーパーで見つけるのは、結構な良い手です。
積雪エリアへは、除雪された道路を慎重に走り、除雪作業優先です。退避所への駐車は、離合の妨げにならないかの判断が必要です。また、スタッドレスだけでなくチェーンとスコップは必需品です。配慮と装備をして、雪の景観を見に行くのは、自然を勉強でき楽しいです。